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紅錬〜毎日投稿中〜
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その日。
木村家は朝からザワついていた。
理由。
「今日、授業参観なんだけど」
樹の一言。
全員「えっ」
☆
拓也が新聞から顔を上げる。
「……おまえ授業参観あったの?」
「今日」
「なんで当日に言う」
「忘れてた」
「おまえなぁ!!」
☆
しかも。
問題はもう一つ。
拓也、仕事で行けない。
「悪い、今日は無理だ」
すると樹。
「別に来なくていいし」
そう言うが、少しだけ残念そう。
それを見ていた涼介が立ち上がる。
「じゃ、オレ行く」
「え?」
優吾も続く。
「オレも暇」
風磨「おもしろそうだから行く」
「遠足じゃねぇんだよ」
☆
数時間後。
高校。
木村家兄組、到着。
涼介→モデルオーラ
優吾→爽やかイケメン
風磨→治安悪イケメン
保護者たち、ざわつく。
「あの人たち兄弟!?」
「え、芸能人?」
完全に目立っていた。
☆
その頃、教室。
樹は友達とダラダラしていた。
だが。
友達が突然固まる。
「……なぁ樹」
「ん?」
「おまえん家、強すぎね?」
窓の外。
兄たち歩いてくる。
女子たちザワザワ。
先生まで二度見。
樹「……来やがった」
☆
教室に入った瞬間。
空気変わる。
「こんにちは〜」
優吾だけまとも。
風磨は無表情で怖い。
涼介は普通にキラキラ。
樹の友達、ざわつき止まらない。
「おまえ兄ちゃんイケメンすぎだろ」
「DNAどうなってんの」
「樹だけバカっぽい」
「最後悪口だろ」
☆
授業開始。
国語。
先生が質問する。
「じゃあ木村、読んでみろ」
樹、立つ。
教科書を見る。
数秒沈黙。
嫌な予感。
「……読めません」
全員「えぇ!?」
風磨、机に突っ伏す。
「終わった……」
優吾、顔覆う。
涼介だけ爆笑。
「樹マジか」
☆
先生も困る。
「どこが分からないんだ?」
樹、真顔。
「全部」
「全部は嘘だろ!?」
☆
しかも。
その後。
漢字テスト返却。
35点。
最悪のタイミング。
友達大爆笑。
「樹アホすぎ!!」
「黙れ!!」
☆
だが。
その時。
先生がふっと笑った。
「でも木村、体育は学年トップなんですよ」
全員「おぉ〜」
樹、急に元気。
「だろ?」
単純。
☆
さらに体育の授業。
樹、無双。
走る。
跳ぶ。
バスケ決める。
女子歓声。
兄たち。
「速っ」
「運動だけバグってる」
風磨が笑う。
「脳筋の極み」
☆
授業参観終了後。
友達たちが兄組に集まる。
「樹ん家楽しそうっすね」
「毎日うるせぇよ」
樹がダルそうに言う。
すると友達が笑った。
「でも樹、兄ちゃん来た時めっちゃ嬉しそうだった」
樹、固まる。
「は?」
「顔ニヤけてた」
「うるせぇ!!」
☆
帰り道。
風磨がニヤニヤ。
「授業中、後ろチラチラ見てたな」
「見てねぇし」
優吾「漢字読めなかった時めっちゃこっち見てた」
「助け求めてた?」
「違ぇ!!」
涼介は腹抱えて笑っていた。
「授業参観で35点は伝説」
☆
その夜。
拓也が帰宅。
「どうだった」
涼介、即答。
「樹がバカだった」
「知ってる」
「父ちゃん酷くね?」
ぬしside
さっきぶり!w
今更だけど、木村家自己紹介したっけ?してなかったら自己紹介編あげるねー
コメント
1件
もう読み終えたよ!第15話、めっちゃおもしろかった〜。樹くんが授業参観で「読めません」「35点」のダブルパンチをかまして、しかも兄組のイケメン3人が来るもんだから保護者会が芸能人来たみたいになってて笑った!風磨の「脳筋の極み」と涼介の「伝説」のツッコミが秀逸。最後の拓也父ちゃん「知ってる」の流れも家族の空気感がよく出てて好き。自己紹介編も楽しみにしてるね!