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しばらく入院生活を送る事になった和也
綾子:和也〜
和也:ん…綾子…?
綾子:そう。間違ってないよ
和也:ありがとう…
和也:俺の事を捨てる気はないんだね…
綾子:前にも言ったでしょ?私は全力で和也に尽くすって
和也:言ってたよ…ごめん、綾子…
綾子:良いのよ。例え記憶失っても私が穴埋めするから
和也:うん…
ここまでは普通だった和也
そんなある日…
綾子:和也〜
和也:…どちら様ですか…?
綾子:!?
次第に綾子の名前さえ思い出せなくなった
綾子:(先生が言ってたのってこれか…)
綾子:私は…和也くんの彼女の川島綾子です
和也:彼女か…お願いします…
和也は綾子の言動を静かに受け止めた
綾子:私、本書いてるんだけど見てもらっても良いかな?
和也:すいません。僕、文字が読めなくて…
綾子:じゃあ、私が読んであげるから聞いてくれる?
和也:はい
それから綾子は、和也との出会いや付き合いに至るまでの流れやデート先での出来事を和也の名前は出さずに読んだ
和也:素敵ですね…
綾子:ふふっ笑 ありがとねっ笑
和也:また聞かせてください
綾子:うんっ!
綾子:じゃあまたね?
和也:はい!
翌日
綾子:和也くん!おはよ〜
和也:どちら様でしょうか… ?
綾子:あ、そうか…初めましてだったね
綾子:私は川島綾子って言うの
綾子:で、私は本書いてるんだけど…
それから綾子は、何度も和也に会いに行った