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⚠️腐向けではありません
⚠️死ネタ
⚠️ハピエンっちゃハピエン
ノリで書いたので頭空っぽにして読んで下さい
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「おは、シャオロン」
「おはー」
俺の朝はこれで始まる。
何故かって?
幹部は2人1部屋か1人で1部屋かを選択できる。
俺は1人より人が居る方が好きだから2人部屋にした。
けっして寂しい訳ではない。決して。
で、俺はゾムと2人部屋になった。
「しゃおろーん」
「なんやあ」
「明日戦争やん」
「せやなあ」
「楽しみやな!!」
楽しみ、と口にし、なんだか嬉しそうなゾム。
「俺はぁ…..だれも傷つかんならそれでえーけどなー。」
俺らしく無い言葉が出てきてしまい、
慌てて
「でっ、でも戦争はめちゃくちゃ楽しみやで」
「このシャオロン様が殺し回ったるわ笑」
と誤魔化した。
「ふーーーん!!今回も俺が勝つぜ?」
「うっしゃ、絶対勝つ」
このやりとりもまた出来たらええな。
遂に当日になった。
「なんや、緊張してんのか」
「いやぁ?」
「俺も今回活躍出来るよう頑張りますよ!」
とニコニコ笑顔で意気込む後輩、チーノ。
「またお前落し物とかせーへんでな」
と年上後輩に先輩ヅラするショッピくん。
このやり取りを見てる時間が好き。
「おーいしゃおろーん!」
「はよ位置着くで!!」
「はーい!」
なんか今日の俺はなんだか感傷的な気がする。
戦争なんだから気を引き締めなければ。
遠くで銃声が鳴り響いた。
どこかの師団が戦争を始めたのだろう。
「行くぞおぉぉぉーッッ!!」
戦争がスタートしてしまった。
「ここまで疲れたなぁ…..」
敵の基地に直接襲撃をかけるのが俺とゾムの師団。
ここまでくるのに数人の見張りを殺してきた。
向こうも黙っちゃいないだろう。
「ぞーむ、なぁ」
「どしたんや」
「絶対死なんといてな」
「当たり前やろッ!」
「だよな〜w…..」
「俺は向こうの見張り暗殺するんやったな」
「せやな、俺はこっから1つ向こうの部屋でデータ盗む」
「じゃ、健闘を祈る?やっけw」
「wwまた後でな!」
部屋の配管から侵入し、換気扇を破壊して部屋に出る。
……見張りは全員基地外で暴れてる兵の対応に追われているようだ。
「えぇーと…..これか」
事前にエミさんに見せて貰った資料と同じものを持つ。
そして、慌ただしいだけだった基地内に1つの銃声と断末魔がこだまする。
基地内での戦いも始まった。
俺はこっからゾムの手助けに行き、事前に張っておいたジップラインを使って出る手筈だ。
また配管を通り、ゾムが侵入して行った部屋に戻る。
部屋に飛び降りようとした____________
「くんなシャオロン!」
ゾムの大声が聞こえてきた。
「えっはっ?!?!」
俺がパニックになっていると続けて声が聞こえてきた。
「この部屋には毒ガスが撒かれてる!」
「はよデータ持ち帰っといてや!」
は?毒ガス?
じゃあゾムは?
こわい、けどこれは戦争。
自分の国の利益の為に動かなければならない。
「おっ、おう!」
俺は、配管を戻り、ジップラインの場所へ向かった。
「はっ?」
そこにはチーノとショッピくんが倒れていた。
「おいッおきろって!」
違う、これは
チーノとショッピくんだったものだ。
今すぐ泣き叫びたい。
泣き叫びたい程、怒りが込み上げてくる。
でもここで注目を集めてもこの2人が頑張ってくれた意味が無くなってしまう。
「また後でくるからな、」
スっと2人の頭を撫で、俺はその場を去ろうとした__________
ガツンと後頭部に衝撃がはしる。
目の前がチカチカする。
いしきがとお の い て ….
あ れ . . . .
「 … ん . ?」
眩しい朝の陽に照らされ、目が覚めた。
昨日は………
ここはどこだ。
「シャオロン様、起きましたか?」
扉の向こうから一般兵の声がする。
確かペ神直属の医務室の奴だった気がする。
「お. . う…」
身体中が痛い。
ふわりと掛け布団から消毒液の匂いがした。
そうか、ここは医務室か。
「ショッピくんは?!チーノは?!」
俺が迫ると一般兵は困ったような顔をして口篭る
「御二方は…..遠くに遠征に出ておられます。」
ああ、やはり夢だったのだ。
ただの酷い悪夢。
じゃあ、この俺の傷はなんだ?
寝てる間に怪我をした?
そんなことないだろう。
… . . 俺以外の幹部が見当たらない。
「おい一般兵 」
「なんでしょうか」
声から焦りが伝わってくる。
「俺以外の幹部はどこに居るんや」
「それは……..」
「ゾムはッ?!」
「… . . ッ」
「 皆様 、 御亡くなりになられました…」
オナクナリニナラレタ。
聞き取ることは出来たが、脳は理解しようとしない。
否、したくない。
認めたくない。
俺以外は死んだ?
そんなわけないだろう。
俺より強いコネシマとかゾムは?
彼奴らも死んだのか?
「ふははははwww」
そこにもう、俺の心は無かった。
がむしゃらに走り、自分とゾムの部屋に入る。
ああ、今日は「おはよう」が無かったっけな。
「おやすみ、ゾム。」
護身用の拳銃に手を掛けた。
静かな基地内に1つの銃声が鳴り響く。
そして、基地内は静けさを取り戻した。
最期の彼の顔はとても眠った様な安らかな顔をしていたという。
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※テラーの検索の使用上、ストーリー内の単語は反映されない様なので伏字を使用しておりません。
なにか問題があればなんなりとお申し付け下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。