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🤎side
次の日
私は荷物を抱え、あるマンションに着いた。
💜「柴ちゃ〜ん!」
最年長のふっかさん。すごく頼りになる大先輩。
🤎「ふっかさん!お疲れ様です。」
💜「お疲れ様〜!じゃあ行こっか。」
🤎「はーい!」
ふっかさんが持っている鍵を使って、マンションの一室に入った。
💜「今日からここが、柴ちゃんの家だね。なんかあったら連絡して? 」
と、チャラチャラと鍵を鳴らす。
🤎「はい!ありがとうございます」
💜「荷解き手伝うよ〜!おいで!」
と、何も無い部屋にズカズカと入り込んで行く。
中には頼んでおいた家具のダンボールが沢山置かれていた。
キャリーケースを広げ、服や小物、小さな家電を設置していった。
💜「ねぇ柴ちゃ〜ん」
🤎「はい?」
💜「洋服、めちゃくちゃボーイッシュだねぇ」
🤎「あ…はい。こう見えてボーイッシュで…」
💜「かっこいい〜!」
“かっこいい”か…私が褒められて、1番嬉しい言葉かもしれない。
ふっかさんはそう思ってはないと思うけど、すごく嬉しかった。
🤎「……まぁ確かに、これ古着屋で買ったやつだし…すごい気に入ってるんです。」
💜「俺よりセンスあるじゃん…今度俺の服買いに行かない?」
🤎「え?」
仲良くなれるチャンスかもしれない。まだカミングアウトは出来ないけど、出来るかどうか確かめる時でもある。
自分を変えるために、ゆるふわ隊のメンバーを見返すために、覚悟を決めた。
💜side
女の子とはいえ、新メンバーだからできるだけのサポートをして行こうと、SnowManで決めた。
俺は柴ちゃんが暮らしていく場所のサポート。最年長だから、しっかり近くについておかないと行けない。
🤎「お疲れ様です!」
大きなキャリーケースを引っ張って走ってくる姿がちょっとかっこいい。
可愛い男の子と言ってもいいくらいボーイッシュ。
柴ちゃんが住むマンションは、俺が見つけたとこ。だって俺が住んでる場所と近いし笑
部屋に案内して、荷解きを手伝う。
キャリーケースをのぞかせて貰ったが、服がすべて男物。
💜「洋服かっこいいねぇ〜!」
そう褒めて、距離を縮めていく。でもこれは本当の話。俺が持っている服よりめちゃくちゃかっこいい。
🤎「は、はい……」
ん?照れてる?可愛いなぁ。
この時、俺は思った。
男の子として生きても、すごくいいと思う。
って。
本当にそうなるなんて、この時は思ってもいなかったけどね。