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こんにちは、
今日もいい天気やね。
『蒼夜_蒼_』START
⚠叡智無し
⚠蒼桃
⚠地雷注意~~
Ready go~
7月の最後の金曜日。今日でこの長い1週間も終わりを告げる。
台風が近づき小雨が降る天気の中、俺の気持ちも決して晴れているわけではなかった。なんせ今日は一番ない と宣言していた蒼さんとデートの日。
俺の心ん中は、曇りを超えて雨が降るくらいマイナスな感情しかなかった。
どんな酷いことをされるのか、、、
もしかしたら殴られるのではないか、、
証拠などありはしないが、大分怖かった
昨日の夜。急に降り始めた雨は俺の負の感情が増えるたび勢いが増していく。
前日、蒼さんとのLINEで、今日は夏祭りに行くと言っていたが、こんな天気で行けるのか、?
行けないとしても行けたとしても、何かしらヤられそうだが、、、
先週は結腸、?というところまで突かれていたらしく、そのせいで逝くのが止まらなかったっぽい。全く、とんでもないことしてくれる、、、
『おはよ、桃くん。』
準備完了から数十分後、チャイムと同時に蒼さんが入ってきた。
その姿に、一瞬ときめいてしまう。
明らかに前回会った時より、おめかししているし格好良くなっている。前回はダボッとしたパーカーを着ていたから分からなかったが、足も長いし、細いしでマジでモテる体型だ。ちょっと羨ましい。
『おはようございます。蒼さん。』
しっかり挨拶をする 橙さん達より、関係というか、距離感というかが遠いから
緊張一色の挨拶になってしまったがまぁ良しとしよう。
すぐに家から出て、夏祭りが行われる場所に傘をさして向かう。
本来の目的地につくと悲惨な光景が目に映る。
沢山の人達がお祭りの準備をしていたけれど、すぐ台風の風に煽られ天井が飛んでしまっている。
酷いところだと、天井の布が破けてしまっていて、お店を出す人も頭を抱えていた。、、、、、その時ふと隣からお店の人の声がする。
『これじゃあ、今年の一期祭は出来ないなぁ、』
もう諦めているような感じの声色で、
この一日しかない特別な一時をもう諦めよう、というように面倒くさそうに頭に手を当てていた。
こういう人がいるから、出来るかもしれない祭りが中止になっちゃうのかな。
そう思うと悲しくなってくる。
中止が決まっているかもしれないけど、
これ迄に何人もの人が汗水垂らして頑張ってるんだ。なのになんで神様はこういうときに限って、台風なんてものを寄越すんだろう。
ふと隣を見ると、居たはずの蒼さんがいなく、倒れてしまった板材を泥が服についてまで直していた。
『桃くん、一緒に直そ?開催されないかもしれないけど、』
そう言うと、俺を見て優しく微笑む。
その顔つきは、第一印象からは感じられないほど優しい顔だった。
俺も駆けつけ、倒れてしまった屋台の鉄骨を一緒に持ち上げる。その瞬間
街全体に、放送が鳴る。理解していたのにもかかわらず、胸をえぐった。
『ぇ‐、一期市で行われる。え‐、一年に一度の夏祭り、一期祭は台風の影響により、中止に、ぇ‐、なりました。』
多分市長であるおじさんは、とても残念ですと言い残し、放送を消した。
屋台の準備をしていた人たちは、一斉に
悲しそうに顔を下に下げる。
理解していたことだけど、その姿を見るだけで心が痛む。蒼さんも残念だ。と軽く言った割には、顔は大きく歪んでいて、強気に見せているだけのようにも見えてしまった。
一年に一度の、歴史ある夏祭り、一期祭
強くなる雨は、その夏祭りが中止になり人々が悲しんでいるのに、降り止むことはない。
昔、一度だけ行ったこの夏祭り。ものすごく楽しくて、今でも記憶に焼き付いている。それからは、男性恐怖症とか、他にもいろいろなことがあっていけなかった、この夏祭り。
行くと聞いたその日、少しばかり嬉しかったのを覚えてる。
夏祭りがあるのが、一昨日の夜だったら
昨日の昼だったら、
成功していたはずなのに。
『、、、、有難う、、君たち。手伝ってくれて、』
後ろから声がする。たこ焼き屋になるはずだった屋台にいた人だ。
彼は、試作で作ったたこ焼きを、すっと差し出した。冷めきっていて、雨に打たれて、プラスチックの容器が皮肉にきらきらと光っている。
小さくお礼をして、蒼さんと近くの公園に行く。黙って二人共何も喋らなかった。
ゆっくりと天井のある休憩ベンチに腰を下ろす。当たり前だが、公園内には誰もいない。遊具の近くは水溜りが出来ていて、とても遊べなさそうだ。
『桃くん、、残念だったね、』
さっき、屋台の前にいたときと変わらない台詞。でも、さっきとは違って悲しそうにため息を漏らす。
たこ焼きを爪楊枝で刺して、二人で別々の容器からたこ焼きを口に運ぶ。
やっぱり冷えていて、雨に打たれたせいかフニャフニャしたけど、今まで食べてきた中で一番美味しい気がした。
今は、2時半頃。、、本来なら準備が完了し、四時には祭りが始まる予定だったんだけどな。
長い時間、たこ焼きを食べて、ちょうど俺が食べ終わるくらいのときに、蒼さんは大きい鞄から、花火のセットを取り出す。100個入りとデカデカと書かれた花火を見て彼は口を開く。
『本当は帰ってからやろうかと思ってたけど、暇になっちゃうからね。』
そういって、規模の小さい手持ち花火に火をやる。ぷしゅぅと音を立てて、虹色に花火が光る。その様子を隣で見る。
でも直ぐに、風で煽られた雨で消えてしまう。小さなコップに水を入れ彼は2つ目の花火に火をやり、3つ目に火を移す。そして火のついた花火を俺に渡す
さっきとは違う色にひかる花火は、俺の髪色のピンク色だった。
すぐ消えちゃうけど、そう言い、差し出す。俺が花火を持った数秒後に、
雨に当たり消えてしまう。
『あッ、、、、』
『消えちゃったね、でも大丈夫、まだまだあるし!』
ゴソゴソして、沢山花火を出す彼。
いつの間にか二人共夢中になって、手持ち花火をやりまくった。
線香花火に関しては、風の強さで秒で消えるので、勝負にならなかった。
それから、1時間くらい経過して、気づいたら雨はやみ、揺ら揺らと月が覗いていた。台風が止んだあとは、馬鹿なくらい晴れになるってこういうことか、
ヒュ~~、 ドンッ
夜空を見上げると、何故か花火が上がっていた。蒼さんに聞くと、夏祭りは中止になったけれど、花火だけはやるみたい
二人でそれをたまや~というわけでもなくやんわり見る。
そういえば何故か、蒼さんと過ごしていたくせに、あのとき感じた嫌味が感じなかった。逆になんか楽しかった気が、、
花火は十分も経たないうちに終わってしまった。もちろん屋台の食べ物もないし賑わった空気もなかった。
でも何故か、あの時の記憶を塗り替えるほど、楽しかった気がする。
それに、苦手な人と笑い合えた。
此れも、花火の力なのだろうか
帰り道は、一人煙臭くなった服を仰いで帰る。7月の終わり、やっぱり夏にふさわしいほど楽しかった。
蒼さんは、とてもクールで、人が困っていたら多分助けてしまう人。
そして、一番感情が動いた人だ。
花火のように眩しくて楽しい青色のデートの味。
終わり。
まじでリムらないで~、
かなぴょいだから~~((は?
投稿頻度上げればいいんか?なるほどね
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ありがとうそしてよろしく。
終わり🏊
おまけ~~
蒼 マジ今日、桃くんといい雰囲気だった!
黃 どうせまた、酷いことしたんでしょう
橙 予想つく‐‐、
蒼 違う!今日は優しくした!!
黃橙 今日は、て
紫 まぁどんなに優しくしても選ばれるのは俺だけどね‐
赤 いや社長如きに負けられない
紫 すごいナチュラルにディスるね、赤くん。
赤 なんのことかにゃ?
橙蒼 うわ、、、、
黃 うわ、は言いすぎじゃないですか?