黒い彼岸花
これはある夜の話_
俺が友達の家に行って、夜遅くまで居座ったからさすがに迷惑かなーと思って帰ろうとした。
そんな時
「るかー!今日は寄り道しちゃダメよ?」
不思議に思いながら、なんで?と聞いてみた
「るかいつも迷子になるから!」
「もうこんな時間だからしないってw」
そう言って友達の家を出た。
自転車にまたがって速度を早める
「♪~」
あれ、?
あんなとこに川なんてあったっけ?
見つけた時にはもう遅かった、見た瞬間すごい魅力的に見えてしまったんだ。
少し寄り道、、するだけ
橋を渡り、土手に降りる
紫陽花が綺麗だな、と思いながら道を進んで行く。
「あ、綺麗~♡」
俺が好きな彼岸花が植えてあった。
だけどその色は___だった。
___の色の彼岸花なんて聞いた事ないぞ、?
不思議に思いながら道を進む。
ここで妙な感覚に陥る
そういえば、”音”が聴こえない。試しに自分で声を発してみる
『あ』
聴こえない……
『あ!!』
全然聴こえない…
マッマに電話をかけてみる
プルルルルルル,プルルルルルル
おかげになった電話番号は現在使われていないか、電波が届いていないため、繋がりません。
繋がらない…
俺はなんとも言えない恐怖心から先を急ぐことにした。
しばらくすると流石に疲れてくるちょうど目の前に切り株のような椅子がある。
「よっこらせっくす…」
俺は川を眺めながら、ふと思った。
向こう岸にも人影が見当たらない。
不審に思いながら椅子から立ち、先を急いだ。
自転車を引きながら歩いていると、おじいさんに話しかけられた。
「お嬢さん?」
いきなりの事に少し心臓がきゅっとなる。
「ッ!?あ、なんですか?」
「お嬢さんぐらいの身長で、杖をついたおじいさん見なかった?」
「み、見ませんでした…」
「そうかい、いきなりごめんね」
「いえいえ、」
ザッザッザ___
少し落ち着き、考える。
あのおじいさんどこから現れたんだ、?
ただただ純粋な疑問だった
後ろから来たんなら足音がするはず、階段から来たなら見えるはず、、、、
考えた瞬間、自分の体が恐怖で支配され、俺は考えるのを辞めた。
しばらく進んで行くとやっと行きつけのスーパーに着いた、電気が消えているからもう9時以上なんだと知る。
ここで俺の携帯電話が鳴る。
プルルルルルルプルルルルルル、
電話の名前を見てみる。マッマだ、
俺は気が抜けた瞬間と同時に電話に出た。
『も、しもし…』
『帰ってこい!今すぐ!』
『なんでよ?』
『今10時ぞ!』
『ふぇ!?』
『分かったすぐ帰るわ!』
プツッツーツー
俺は自転車の速度をあげた。
オチなくて草
コメント
14件
いやしれっとよっこらせ○くすって言わないでww