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「こっち見てくれた!」

「手振ってくれたんだけどっ!」

「っ!かっこいぃぃ!」



「及川先輩 〜 ♡」




急だけど,私の彼氏はモテる。


とても。とてつもなく。


その上本人はチャラ男

私が居るのに平気で手を振り返す






という愚痴を幼馴染の国見に話している


相変わらずの仏頂面で知らないよ、とでも言いたそう


でもそうは言わせない、とばかりに会話を繋げる私。



『もうなんか悲しくなってきた』


別れよっかな、と小さく言葉を零した。



『絶対脈無しだし,私って絶対遊びだったよね。返信とかも遅いし、、、』


1回言葉を零したら止まらない


涙を堪える為にも喋り続けた



「、、、、、、。」


それでも国見は知らん顔


『もう皆大っ嫌いっ!幼馴染なのに酷い ~ 』



と言って席を立ち上がった。


「俺の事,嫌い?」


『っっ!』


本人登場。ついてないな



早く別れを告げよう。でも今は涙が我慢できそうにない為無言で教室を出た




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