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歩いていくうちに色んな生き物が見れた。

小魚とか亀とか。

でも何だかおかしいんだよね..。

そんなことを思っていると近くにクラゲが居た。

少し灯りを持っているクラゲ。

私がクラゲをジロジロ見ていたせいか、

「それは灯しのクラゲだよ」

「こうやってつつくと、明るさが調節出来るんだ」

そう言いながら空くんはクラゲをつつく。

クラゲの灯りは徐々に死んでいく。

楽しそう..。

そう思い、私もつついてみた。

プニプニしていてなんだか落ち着く…。

「あ、月それ..」

そう空くんが言ったのと同時に、

クラゲが爆発した。

私が驚いて目を丸くしていると、

「説明し忘れてたね、ごめん」

「つつきすぎると死んじゃうんだ」

「ぁ、え、そうだったの?」

「ごめんね..」

ドロドロに溶けてしまったクラゲにそう言うが、

案の定反応は無い。

そう。

ここの生き物は少しおかしい。

個体によっては少しどころじゃないのも

居るけど…

澄んだ泡の道しるべ ~ 聲が聞こえたあの日はきっと ~

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