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刻の碧律

45 - 第34話「闇に響く戦律」

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2025年03月17日

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第34話「闇に響く戦律」



🚀 シーン1:嵐の前触れ


黒煙が夜空を切り裂き、遠くで爆発音が響く。

ゼインは暗闇の中で黒いジャケットの裾をなびかせながら、瓦礫の上に降り立った。

彼の銀灰色の瞳が鋭く光り、戦場の全体像を冷静に見極める。


「……そろそろ来るな」


ナヴィスが、無造作な黒髪をかき上げながら肩をすくめる。

「ヴェール・バインドも諦めが悪い。まぁ、こっちも負ける気はねぇけどな」


ゼインは短く息を吐き、銃型のフラクタル武器を握る。

——その時だった。


ズドンッッ!!!


目の前の建物が爆風で吹き飛び、夜空に火の粉が舞い上がる。

崩れた瓦礫の隙間から、ヴェール・バインドの特殊部隊が姿を現した。


「標的確認。即時殲滅を開始する。」


銃撃の嵐が、ゼインたちへと降り注ぐ——!




🚀 シーン2:フラクタル迎撃


「ちっ、派手に来やがったな!」


ナヴィスが手をかざし、碧色の光が広がる。

『GENERATE (REVERSE_BARRIER)』


青白いバリアが展開され、銃弾を全て跳ね返した!


「お返しだ!」


反射された弾丸が、ヴェール・バインド兵の装甲を貫く。


ゼインはその隙に地を蹴り、宙へと跳躍する。

彼の腕には、碧色の光が収束していた。


『EXECUTE (PHASE_STEP)』


一瞬で敵の懐に潜り込み、拳を叩き込む!


「……ッ!」


敵兵の装甲が砕け、衝撃で吹き飛んだ。

ゼインは間髪入れず、次の一手を繰り出す。




🚀 シーン3:碧族の戦律


「お前らの戦い方……単調すぎるんだよ!」


ゼインは、背後から迫る敵兵を感じ取りながら、ナヴィスに目配せする。


「いくぞ!」


「おうよ!」


ナヴィスが展開したのは、重力を歪ませるフラクタル。

『EXECUTE (GRAVITY_DISTORTION)』


ヴェール・バインド兵の身体が一瞬沈み込む。

その瞬間、ゼインは全力で加速し、敵を一閃!


『EXECUTE (IMPACT_FORCE +40)』


碧色の衝撃波が炸裂し、敵部隊を粉砕する——!


「……終わりだ」


ゼインが最後の敵を見下ろしながら、拳を握る。




🚀 シーン4:戦いの余韻


夜の静寂が戻り、ゼインはゆっくりと息を整えた。

ナヴィスが苦笑しながら、青い瞳をゼインに向ける。


「お前、戦うのがどんどん板についてきたな……」


ゼインは黙って拳を開き、碧素が揺れるのを見つめる。


(……このまま戦い続ければ、俺はどうなる?)


答えはまだ出ない。

だが、戦うたびに、何かが変わっていくのをゼインは感じていた——。

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