青色の髪が風に靡いたのが瞳に映る。軍の屋上で1人に寂しく煙草を吸う。
『…寂しくなったもんやなぁ……。』
兄さんが失踪したあの日から、皆は旅に出たりどこかに行ってしまった。
何処かに行ってしまったのは、兄さんと…しんぺいさんとげどちゃん、マンちゃんと、シッマと、…そして総統のグルちゃん。皆、行方知らずになっていた。その後はとんちが仕切っていったが、…段々と軍の体制が崩れつつある。
別に自分は、関係ないし…そもそもとして自分自身雇われの身なのでここが壊れようと関係ない。ただ、気がかりなのは此処を大事にしているメンバー達だった。…まぁ、雇われの身とは言ったが此処の人間たちに情がない訳ではない。
『…はぁ、』
どんどん人が壊れていくのがただ怖かった。人が1人何処かに行っていくうち、また人がおかしくなっていく。そんな日常が怖かった。
皆、平常心を偽ろうと笑うけどその裏の顔は皆ボロボロなのを僕は分かっていた。
とんちも、グルちゃんが居なくなった事によっての負荷と精神的な辛さで少しづつ、…壊れていってる。
皆が壊れて言ってる中で自分だけが平常で、何事もない。なんて、…いやだった。薄情みたいだったから。でも、…1人ぐらいはそういうのがいた方がええやん?
…、なんで、僕じゃなくてあの子たちを連れ去ったんかなぁ…。酷いなぁ…、、
『…ふぅー、…』
なんて頭で考えていると、煙草が尽きてしまう。
『…はぁ、…持ってくるか』
と、部屋に足を運んだその時何かを蹴り飛ばしてしまう。
『…ぇー、…なんやねんこれ』
暗かった為持ち上げてライターで照らしてみると、それは瓶だった。
『…瓶?』
僕は、その瓶が何故か気になった為、小さな瓶の中覗き込む。
すると、やがて周りはどこかの屋敷になる。
『…へ、?…どこや此処って、』
「やぁ、少年よ。」
後ろから、聞き覚えのある声が聞こえてくる。
『…少年よちゃうけど、…なんでグルちゃんが…』
os「…お、大先生久しぶり〜!」
『…ぇ?…マンちゃん?なんで、』
ht「大ちゃん、皆元気にしてる?」
『…げどちゃんも!!?いや、…皆…少し情緒がやばい部分はあるけど元気だと思うで』
sn「なら、良かったわぁ〜、」
『うぇ!!?しんぺいさん!??』
ni「そろそろ、グルッペンに話させてあげたらええんちゃう?後ろで拗ねとるで」
『兄さん!?』
「はぁ、…ほんとだぞ。俺に喋らせろ」
「…鬱、」
『へ、?』
「此処はお前の来るべき場所ではない。」
『…なん、…って、そうや!僕、瓶の中に入って…、』
「……、瓶の中…か、調べて見てくれよ」
『いや、その前になんでグルちゃんたちは此処に?』
「…大先生、wrwrd軍に何か不満か?」
『…不満?……言うて無いけど』
「そうか、…まぁ良い、…wrwrd軍に何か不満や、飽きたら……」
グルちゃんは、僕の後ろに目線をやる。それに合わせて僕も後ろに何かあるのかと目を向けたその時見覚えのある金髪がニカッと笑って
kn「そんときはまた、こっち来いや。」
そう言ったのを最後に、自分は意識を失った。
自分でもよく分からん小説です。
皆さん考察してみてくださいね。
コメント
1件
考察失礼しやす! 瓶の世界…別の言い方をすれば疲れた人間がいる世界…的な感じなんやないかと思いましたね。 日常の忙しさに疲れた人間が休息するための場所…的な。 不満があったらまたこい。 それは疲れたらここに休みに来い的な意味なんやないかと… けれど、ut先生は不満は無いと答えたため、瓶の世界から追い出されてしまった。的な…?