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そんなこんなで、iо達は愛の所有してる道場に到着したんね。
すんごく広い道場の真ん中には五つ、座布団が置いてあったんね。愛に言われるがまま、その座布団に座ると、鈴華、iоが愛称で読んでる鈴でこの後は話すけど、その鈴が道場に入ってきたんね。鈴とは、日本国に着いたその日に愛と一緒にあったことがあるんね。
「はい、姉さん。言われたとうりお茶持ってきたよ。ついでに座布団も置いといた」
相変わらず桃色の狐面と黒のワンピースというミスマッチな服装なのに、美しいまでに着こなしている鈴が愛に話し掛けたんね。
「凄いな。ちょうど良いタイミングだ」
愛が感心したようにそう言うと、鈴はドヤ顔で話し始めたんね。
「何いってんの姉さん。何万年、姉さんの妹や ってると思ってんのよ」
何万って単位、そうそう聞かないんね。確かにこの二人は長生きらしいって聞いたけど、本人から直で聞くのはちょっと違うんね。
「確かにそうだな」
愛はクスクス笑いながら、楽しそうにそう応えたんね。
「独も、王華ちゃんも、伊華ちゃんもゆっくりしてってね。あ、アメカスさんも」
鈴はサラッとそう言ったんね。本当にサラッと、アメリカをアメカスって言ったんね。姉妹は似るんね。
「あ、間違えた。アメリカさんも、ね」
このわざとらしさもおんなじなんね。
鈴はこの後自身の主のにゃぽんさんと、同人誌制作が有るらしく、ここで退室したんね。姉さんに「同人誌ってなんなんね?」って聞いたら、「知らなくていいんね」って言われたんね。
鈴達のお陰でちょっとだけ、空気がやわらいだんね。