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#リゼロ
すず
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第22話『蕞攻防戦』
夜が明けた。
蕞の城壁の上では、兵士たちが緊張した面持ちで東方を見つめている。
やがて地平線の向こうから土煙が上がった。
「来たぞ!」
見張りの兵が叫ぶ。
その瞬間。
城壁の上にいた全員が息を呑んだ。
無数の旗。
無数の兵。
そして中央には趙軍本陣。
李牧の旗がはためいていた。
蕞攻防戦の始まりだった。
城壁上。
嬴政は兵士たちを見渡した。
老兵。
若者。
元農民。
商人。
本来なら戦場に立たない者まで武器を持っている。
だが誰一人として逃げなかった。
嬴政は静かに口を開く。
「諸君。」
城壁全体が静まる。
「今日の戦いは秦の未来を決める。」
「だがそれだけではない。」
「家族を守るため。」
「仲間を守るため。」
「自分の生きる場所を守るために戦うのだ。」
兵士たちの目に力が宿る。
「オオオオオオ!!」
歓声が城壁を揺らした。
その頃。
李牧軍本陣。
副官が報告する。
「士気が高いようです。」
李牧は頷く。
「秦王が来た以上、当然です。」
しかし表情に焦りはない。
むしろ冷静だった。
「攻撃開始。」
その一言で趙軍が動く。
ドォォォォン!!
攻城太鼓が鳴り響く。
数万の兵が前進を始めた。
城壁へ向かう梯子。
攻城車。
投石機。
あらゆる攻城兵器が蕞へ迫る。
「放て!!」
秦軍も応戦する。
矢の雨が空を埋め尽くした。
ヒュオオオオ!!
多くの趙兵が倒れる。
しかし進軍は止まらない。
倒れた者の後ろから新たな兵が現れる。
まるで終わりのない波だった。
城壁東側。
虹桃軍団は守備についていた。
なおきりが梯子を蹴り落とす。
たっつんが指示を飛ばす。
シヴァは敵の動きを観察していた。
だが。
「変だ。」
シヴァが呟く。
のあが振り返る。
「どうしたの?」
「李牧軍の動きがおかしい。」
正面攻撃にしては損害を気にしていない。
まるで…。
何かを隠しているようだった。
その時。
城壁西側から伝令が駆け込む。
「大変です!」
「西門付近で敵兵が出現!」
全員が驚く。
「西門!?」
正面は東側。
なのに敵が西側にいる。
あり得ない。
もふが地図を広げる。
そして顔色が変わった。
「地下道だ。」
「李牧は地下道を見つけてる!」
空気が凍る。
もし西門を開かれれば。
蕞は終わる。
じゃぱぱは即座に立ち上がった。
「虹桃軍団!」
「西門へ向かう!」
十二将が一斉に駆け出す。
そして地下道の奥では…。
趙軍の精鋭部隊が静かに進んでいた。
先頭に立つ男が笑う。
「李牧様の読み通りだ。」
蕞最大の危機が迫っていた…。
コメント
1件
うわ、第22話読んだ!この「蕞攻防戦」、めっちゃ熱い展開だね🔥 李牧の本陣が迫ってくる描写で一気に緊張感が走るし、嬴政の「家族を守るため」って演説は胸に響くわ…やっぱ王としての覚悟が違う。 でも一番ビビったのは、シヴァが「変だ」って気づいたところ!正面攻撃で損害を顧みない動き、まさに李牧の本領発揮って感じで…。西門の地下道発覚で虹桃軍団が総動員されるところ、まじで手に汗握る展開。次話、どうなっちゃうんだろう…応援してる!🍙🔥