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#リゼロ
すず
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第23話『西門の攻防』
蕞西門。
普段はほとんど使われない小さな門だった。
しかし今、その地下深くで激しい戦いが始まろうとしていた。
「急げ!」
じゃぱぱを先頭に虹桃軍団が地下道へ駆け込む。
狭い通路。
薄暗い空間。
もしここを突破されれば西門が開く。
そうなれば蕞は内側から崩壊する。
地下道の奥。
趙軍精鋭部隊も前進を続けていた。
「あと少しだ!」
「西門を開けろ!」
先頭の隊長が剣を振り上げる。
その時だった。
ガン!!
槍が壁へ突き刺さる。
趙兵たちが足を止めた。
その前に立っていたのは――なおきり。
「ここから先は通行止めや。」
背後には虹桃軍団。
狭い地下道に十二将が並ぶ。
趙軍隊長は顔をしかめた。
「第八国か。」
「邪魔だ。」
次の瞬間。
両軍が激突した。
ガキィン!!
剣と槍がぶつかる。
地下道に金属音が反響する。
なおきりは先頭の兵を押し返す。
シヴァが側面を支援。
うり隊が後方から矢を放つ。
狭い通路だからこそ人数差は生まれにくい。
虹桃軍団はその利点を最大限に活かしていた。
地上。
城壁では依然として激戦が続いている。
信は東側の守備を担当していた。
「登らせるなァ!!」
飛信隊が梯子を倒す。
しかし敵の数は減らない。
次々と新しい兵が押し寄せる。
その頃。
李牧本陣。
副官が報告する。
「地下道部隊が交戦を開始。」
李牧は静かに盤上の駒を動かした。
「予想通りです。」
「虹桃軍団が向かいましたね。」
副官は驚く。
「それでも続けるのですか?」
李牧は微笑んだ。
「もちろん。」
「地下道は本命ではありません。」
副官の顔が固まる。
「え?」
李牧は地図の別の場所を指差した。
そこは蕞北側。
城壁が最も低い地点だった。
「本命はこちらです。」
その頃。
蕞北壁。
守備兵たちは東側の激戦に気を取られていた。
兵力も少ない。
警戒も薄い。
そこへ。
森の中から静かに現れる影。
趙軍五千。
李牧が密かに隠していた別働隊だった。
「今だ。」
隊長が手を振る。
兵士たちが一斉に梯子を担ぐ。
誰にも気付かれないまま。
北壁への奇襲が始まった。
一方。
地下道。
なおきりは敵隊長を押し返していた。
「終わりや!」
渾身の一撃。
敵隊長の剣が弾き飛ばされる。
趙軍が後退を始めた。
「勝った!」
虹桃軍団の兵たちが歓声を上げる。
しかし。
その瞬間。
シヴァの顔色が変わった。
「違う。」
「これは囮だ…。」
全員が振り向く。
シヴァは地上へ続く階段を見上げた。
「李牧の狙いは別にある。」
同時刻。
蕞北壁。
見張り兵が振り返る。
そして目を見開いた。
「敵襲だァァァ!!」
ついに李牧の本命が動き出した…。
北壁の戦いが、蕞の運命を左右することになる…。
コメント
1件
うわああ第23話読み終えたよ!!😭💥 もうね、李牧の策士っぷりがズルすぎる!!「地下道は本命じゃありません」からの北壁奇襲、完全にやられた感が半端ない、、🫠✨ なおきりの「通行止めや」がめっちゃカッコよかったし、シヴァが「囮だ」って気づくシーン、鳥肌立ったよ!この一瞬で空気変わったのヤバかった… しかし北壁の防衛、どうなるんだろう…次の話、マジで気になる!!🍙さん、急いで続き書いてください!!(圧)笑