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先生「はいはいはいはい席についてー」
ガラガラと戸を開けながら先生が言うと、おしゃべりをしていた生徒たちは全員自分の席に戻り黒板のほうを向く。
生徒B「あー、先生来た!これちょっとまた後で!」
太一「あっ、おい」
ノートの切れ端を太一に渡したまんま自分の席へ戻ってしまった。
先生「席について~、はーい出席とるぞー、・・・・相沢~、赤司~、」
名斗「次の時間理科だね」
太一「そんな事よりこれだよこれ」
授業中筆箱の下に挟み、風で落ちないようにしていたノートの切れ端。
名斗「クラスの皆じゃないみたいだね」
じゃない、とは言いきれないけど。
・誰から誰へ、の名前が書いていない
・ここにある、のか。ここに来い、なのか。
・ノートの切れ端に一言『すべり台の下』
太一「Bのノートの破いた部分にパズルのように当てはまる・・・それはBの算数のノートの切れ端・・・」
椅子にもたれながら黒板の上の時計を眺める太一。
時刻は1時間目の後の休み時間
朝9時45分、9時55分からは2時間目が始まる。
10分休憩の内に、すべり台の下の解決策をしぼりこむとすると・・・
太一「むりだな!なんかBはあれだろ、なんか算数の授業んときに寝ぼけてたんじゃねぇの?それかなんか隣の席の奴とゲームか何かの話でもしてる時に驚かそうとおもってびりってやぶいて書いたんだろ」
名斗「えー・・・・」
ケラケラとそう言う太一はあまり気にしていない様子だった。
太一「今日の給食あげぱんじゃん!」
そう言いながらファイル型の固い下敷きの中にそれをしまった。
名斗「理科って何するの?」
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