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母「なんでいつもそうなの!!学校で問題ばかり起こして!!」
??「別に、起こす起こさないは人の勝手でしょ」
私の名前は、伊藤優希。高校2年生。お母さんにいっつも怒られてる問題児。それは自分でも自覚してる。
今日はいつもと違って怖い目をしている。
母「優希!!聞いてるの?全くもうあんたは、人の話は聞かない、学校で問題起こす、勉強しろって言ってんのに勉強しない、
いい加減にしなさい」
優希「わかってるよ。お母さんは何でも我慢できんの?人の話を「はいわかりました」で終わらすの?なんでも私に押し付けて!!お父さんが死んだからって何でもしていいわけじゃない!!!お父さんが死んでくれて嬉しかった?私は、すごく悲しかったよ。お父さんが死んでから、笑顔が増えたどこかのババアとは違ってね」
母「母親に向かって何なのその口調は!!あんたみたいなバカ、娘なんかじゃない」
優希「それはこっちのセリフだよ!!お父さんが死んで嬉しんでる人なんか私の母親なんかじゃない」
母「出てきなさい!!」
優希「言われなくてもわかってる!もう一生こんな家戻ってこない!!」
大きなバックに着替えとか、雑に入れて出ていった。
走って何処かに向かっていた。その途中、私はなぜか泣いていた。
優希「ううっずっ」
??「優希ちゃん?」
声をかけられてパッと上を向いた。そこには、
優希「康二くん」
SnowManの向井康二くんがいた。康二くんは私の幼馴染。
優希「康二くん、、、なんでここに?」
康二「コンビニ行こうとしたら、優希ちゃんがいたから。」
康二「優希ちゃんこそなんでここにいたん?」
優希「親と喧嘩して出てきちゃった。もう一生この家に戻りたくないって言って(涙)」
康二「そっか。ここじゃ目に付くし、一旦俺の家来なよ」
優希「ありがとう(涙)」
しばらく歩いて、目に入ったのは
優希「シェアハウス?」
康二「うん。他にもめめとか照兄とかいるけど、みんな優しいから安心して入ってな。」
優希「ありがとう」
ガチャ
康二「ただいまー」
優希「おじゃましまーす(小声)」
康二「みんなーちょっとこっちきてー」
目黒「ん?」
康二「みんな来た?」
佐久間「舘さんだけまだ。」
康二「だてさーん」
宮舘「なにー。」
康二「これでみんな来たよね。この子、伊藤優希。」
優希「あ、皆さんはじめまして。康二くんの幼馴染の伊藤優希です。」
目黒「この子がどうしたの」
康二「親と喧嘩しちゃって、道端で泣いて倒れてたんよ。」
阿部「確か高校生だよね。康二の幼馴染」
優希「はい。」
阿部「そういうお年頃だよね。まあ仕方ないよ」
優希「すいません」
阿部「謝ることじゃないよ。俺にもそういう時期あったし」
目黒「でも、親心配しない?」
康二「電話してきたら?」
優希「うん。すいません。親と電話してきます」
岩本「ゆっくりでいいから」
優希「ありがとうございます」
目黒「高校生に家を出てかせる親もどうかと思うけど」
宮舘「まあね。」
渡辺「親にも、あの子にも、非はあると思うけど」
佐久間「ねー。もしあの子がここで暮らすってなったら、一緒にアニメ見よーっと」
深澤「こんな状況なのによく言えるね。わら。さすが佐久間だわー」
佐久間「ごめんごめんw」
ーーーーーーーーーーー
プルルルr
母「優希!?」
優希「うん」
母「今どこ!?迎え行く!!」
優希「康二くんの家」
母「康二くんに迷惑かけてないでしょうね」
優希「それはわからない」
優希「またせてるから。じゃ」
母「優希!?」
(不通音)
ーーーーーーーーーーー
優希「すいません。おまたせしました」
阿部「どうだった?」
優希「迎えに行くから、待ってろって」
渡辺「ゆっきーはどうしたい?」
優希「え、、、ゆっきー?」
渡辺「今日からお前はゆっきーだ。みんなそう呼ぶことにしたから」
優希「は、、、はい」
渡辺「で?どうしたい?」
優希「我儘だって言われるかもですけど、帰りたくないです、、」
ラウール「うん、、、そうだよねーー。じゃ、ここで暮らす?」
優希「へ?でも親が、、、」
ラウール「かえりたくないんでしょ?」
優希「、、、はい」
ラウール「じゃ、しばらくここで過ごすしかないか」
優希「いいんですか?」
ラウール「別にいいよ。ねえみんな。」
岩本「うん。俺はいいよ」
みんな口々に「いいよ」と言ってくれた。
と、その時
ピーンポーン。チャイムが鳴った。
照くんが見に行ってくれた。
岩本「この人ゆっきーのお母さん?」
優希「はい。」その瞬間体が大きく震え始めた
岩本「ラウール。ゆっきー連れて二階行って隠れてて」
ラウール「はい」
岩本「あとは俺らでやる」
優希「すいません。ありがとうございます」
ラウール「ゆっきー行くよ」
優希「はい」
ラウールさんは、私の手を引いて、2階にある空き部屋に入った。
ラウール「大丈夫?」
優希「ごめんさい。大丈夫です」
するとかすかに一階から話し声が聞こえた。
母「優希はどこ!?優希を連れて帰る!!」
渡辺「いえ、優希ちゃんは帰らせません。」
母「どうして!優希もきっと帰りたがってるのよ!」
康二「さっき、道端で優希ちゃんが泣いて倒れていて、ここに連れてきたんです。そして、聞いたんです「帰る?」って。そしたら、「帰りたくない」そう言いながら、大きく体が震えていたんです。」
母「そうだとしても、私は無理矢理でも優希を連れて帰るから!」
また、体が大きく震え始めた。さっきとはまた違って、さっきよりも大きく震えていた。
この震えに気づいてくれたのか、ラウールさんが、何も言わず背中を擦ってくれた。
また耳を澄まして話し声を聞いた
岩本「しばらく、優希ちゃんを預かります」
母「はあ!?あなた達が決める権利はどこにもないでしょ!!」
阿部「はい。ありません。」
母「じゃあどうして!」
阿部「俺達から、「お母さん」、「帰る?」と発した度に、優希ちゃんは大きく体を震わせていました。あれは、、、どうしてなんですか?」
母「そんなこと知らないわよ!!たまたまじゃないの!?」
阿部「たまたまだったら、「お母さん」、「帰る?」以外の言葉でも震えるはずですが、、、」
母「何なの!早く優希を出しなさい!!出さなかったら、どうなるかわかってるの!」
目黒「わかってません。でも、優希さんを出すことはできません」
母「優希!!出てきなさい!!いつまでも迷惑かけてんじゃないわよ!!」
優希「(小声で)ラウールさん」
ラウール「なに?」
優希「ちょっと母と話してきてもいいですか?」
ラウール「じゃあ、俺もついてくよ。もしもゆっきーになにかあったら怖いからさ」
優希「じゃあお願いします」
ラウール「うん。行こうか」
ガチャ
優希「お母さん」
母「優希!!帰るよ。準備して」
優希「いや。私はしばらくここで暮らしたい」
母「はあ!?何いってんの!!康二くんたちに迷惑かけるでしょ!!」
岩本「俺達は承諾済みです」
優希「みんながいいよって言ってくれてるから。」
ラウール「みんなごめん。あまりにも、ゆっきーが話したいっていうもんでさ」
目黒「いや、ゆっきーもラウも悪くないよ。」
優希「私があの言葉で震えてたのは、、、、お母さんに殴られて蹴られて私の大切なものまで奪われて、震えてしまってました。ほんとにごめんなさい」
母「何言ってるの優希!!お世辞はやめなさい!!」
優希「お世辞じゃないよ!!!じゃあみる?証拠。」
私は制服の袖をめくって、大きな痣をみんなに見せた。お母さん含め、康二くんたちも驚いた目でこちらを見てきた。
母「何よそれ、、、自分でつけたんでしょ」
深澤「お母さん。優希ちゃんを俺達が面倒を見るので出頭してください。今なら刑をかるくしてもらえますよ」
母「わかったわよ。荷物はどうするの?」
優希「少しずつ持っていくからいいよ」
母「わかった。みなさん。どうか優希をよろしくお願いします」
優希「、、、じゃあね」
母「優希。お母さん出頭するからもう合うことはないかもしれないけど、迷惑をかけないで過ごしてね」
優希「はい」
母「うん。じゃあお願いします」
深澤・岩本「よろしくおねがいします」
そうして私の新生活が始まった