テラーノベル
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ここは性対象が男性の男たちが集まるバー
俺はいわゆるゲイでこの店の常連
久しぶりに来たな
目「こんばんは、岩本くん、ふっかさん」
オーナー兼バーテンダーの岩本くんとバーテンダーの深澤さんに挨拶をする
2人はパートナーだ
夫婦って感じでめちゃくちゃお似合いだ
岩「久しぶりだな。忙しかったのか?」
目「仕事がね、どうしても俺じゃなくちゃ駄目で大変だったよ」
深「お疲れ様。いつものでいい?」
目「お願い」
俺はこのバーに通いながらパートナーを探しているけど、なかなか良い人に巡り会えないからもはや2人に会いに来てる感じだ
今日はやたらと賑わってる気がするけど…
目「なんか今日人が多くない?何かあったの?」
深「ほい。あーなんかやたらと雰囲気のある美人が来てるからそれに誘われてーみたいな?わら」
雰囲気のある美人…?
店内を見回すとピンクの髪の人が客に変わるがわる声をかけられている
確かに雰囲気のある美人だ
少し長めの髪から覗く大きい目と白い肌に目が釘付けになる
岩「目黒のタイプだろ?声かけてみたら?さっきから1人で飲んでるけど、ひっきりなしに声かけられて全部断ってる」
深「誰か探してるのかな?それか訳ありか…なかなかあんな美人は見たことないぞー」
目「確かに。俺も断られるかもだけど行ってくるわ」
グラスを持って隣に座る
目「こんばんは、誰か探してるのかな?違うなら俺と一杯どうですか?」
?「…俺なんでこんなに話しかけられるのかわからないんだけど、今日は1人で飲みたい気分なんだけど」
少し不貞腐れたように話し出す
声も可愛い
目「君が美人だからお近づきになりたいんだよ。この店は初めて?」
?「初めてだよ。雰囲気がとても良いお店だって聞いて来たんだ。無理強いしてくる人はいないけどそっとしといて欲しいのに」
目「ごめんね、でもいつ会えるかわからないから声かけちゃったよ。じゃあ今日は諦めるから今度一緒に飲まない?」
?「ここで引かない人初めてだよ。まぁいいよ一緒に飲んでも」
ニコッと俺に笑いかける
ドキっとする
目「俺は蓮っていうの、君は?」
大「大介だよ。蓮はこのお店よく来るの?」
目「俺は常連。パートナー探しのはずがいつのまにかただのこの店の常連だよ」
大「そうなんだ!蓮、かっこいいからモテるでしょ?」
目「俺、かっこいい?」
顔を真っ赤にして戸惑ってる
大「え、だって言われるでしょ?かっこいいって」
目「ふふっ、ありがとう。そう思うなら今度また俺と会ってよ」
大「今晩どう?って誘われるかと思ったわ」
目「…誘って欲しいならそれもありだけど」
ニヤリと大介を見るとまたさらに顔を赤く する
目「一晩よりも、俺はパートナー本気で探して るから今後も会いたいな」
大「もー!絶対モテるじゃん!!」
雰囲気美人からめちゃくちゃ可愛い人になった
プンプン怒りながらもスマホを取り出して連絡先を交換する
目「この辺変なやつも多いから送るよ。タクシーでになっちゃうけど」
大「大丈夫だよ、大通り近いし」
目「だーめ。心配だからせめてタクシー拾うまで一緒にいさせてよ」
大「…ありがとう、じゃあタクシー拾うまでね」
2人で店を出て、タクシーを拾う
目「じゃあ気をつけてね、また今度」
大「…うん、またね」
急に顔を引き寄せられる
チュッ
大介が顔を真っ赤にして慌ててタクシーに乗り
タクシーが走り去る
俺は1人になって口を押さえて立ち尽くす
コメント
2件
ふぇぇ最高〜🩷続き楽しみです!