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【主視点】
『なんだか……忍術学園の休みの日ってとっても平和〜』
「そうじゃのう…」
はい、僕だよ。今日は忍術学園が今日はお休みでとっても平和だから学園長とお茶飲んでるよ。学園長には言わなかったけどなんだか嫌な予感がするから充分警戒しとこ。
「二代目殿〜!!!」
『どしたの、初代』
「報連相ってなんでありますか?」
「おいコラ!!俺は何度も教えたやろが!報告、連絡、相談やって!」
『違うよ。”報”復を恐れず、”連”絡手段を断ち、”相”手の息の根を止める。これが報連相』
「報連相…えぐすぎなのであります」
「なに物騒な報連相言ってるんですか」
「ほっほっほ。元気じゃのう」
嫌な予感ってこれだったのかな?いやでもまだ僕の第六感が嫌な予感がするって……
「学園長先生にご報告します!新しい天女が来ました」
「分かった。連れてくるのじゃ」
「「「『は?』」」」
『今ここに4人も天女(仮な笑)が居んのに天女追加って嘘でしょ…』
「嫌な予感がするので離れた長屋の床下に置いてあるゴミに埋まって来ます」
「そのゴミのしたの土に埋まってくるのであります」
「じゃあ俺は押し入れに」
『僕は少し見てからそっちに逃げるよ。散』
「「「承知」」」
よし、みんな隠れたし屋根裏で様子見つつ隠れながら確認かな
【𝑵𝑶𝐓視点】
入ってきた天女は白衣を着てマスクをつけている変な人だった
「自己紹介をさせていただきますね。初めまして、私の名はブレインズと申します。とある職員でして、危険生物を保護し、国の安全を守る仕事をになっております。」
物腰柔らかく、とても流暢なこれまでとはまた違う天女。少し不気味な雰囲気を纏っている
「苗字はないのか?」
「はい、私本来の苗字と名はとうに捨てましたがこの名は養子として引き取った者に名ずけていただきました。その人は私の仕事先の施設の院長でした」
「どういった施設なのじゃ?」
「不治の病にかかった子供や親のいない孤児を集めた孤児院です。不治の病の中には危険生物になってしまうものもありますので国の安全の為に保護も行っております。私は親がいませんのでそこで育ちました」
「わしらのことは知っているかのぅ?」
「いえ、私は世間に疎いので……どこかでお会いしましたか? 」
学園長は心底安心をし、謝罪をする天女に向かって笑顔で答えた
「気のせいじゃ。それでは、この世界は天女様にとって危険な場所。保護しても良いかのぅ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします。ほんとにありがとうございます、ほんとに」
「いえいえ、こちらも了承していただき感謝の限りじゃよ」
ほんとに、と繰り返し頭を垂れた時に天女が何かを含んだような笑みをコンマ1秒浮かべたのは流石の忍者も分からなかったようだ
【??視点】
ねぇ、……い…お…て…!
何が暗闇の中で聞こえる。俺は何をしていたのか……思い出せない…
「せんせい!はよ起きてや!!!」
『ッッ!!』
バッと押し入れにある布団の中で眠っていた俺は起きた。冷や汗が凄い。恐らく今の俺は身体と少しずつ混ざっているのかもしれない
思い返してみればそうだ。俺はあんなにネガティブじゃないしガキに向かって良い子なんて言わん。
鎌だって、人に撫でられるのは好かんし。
なんなら雲の上で歌っていた後輩の純の歌詞も違和感があった。”あのひと”とは?”あのこ”とは…
主だって……いやクソ主はほぼ同じやな。いや、そうでも無いか。ちょくちょく小学生みたいな反応やし。とにかく、身体に引っ張られとる。これはエグいな。
しかもあの夢に出てきた緑のパーカーに目が隠れてる小学生くらいの子供…これは嫌な予感しかせぇへんで。
「三代目〜起きてる〜?」
『おん、起きとるよ』
極めつけは全員が何気に何代目と呼びあっとる。俺らは主、303、鎌、純。名があるのに身体に引っ張られとる確実な証拠や。反射で返す俺も俺やけど
「あの天女は真面目に怪しい。何処かで会った気がする」
『いや、気のせいやろな。俺は会った気はせぇへんで』
「え、そう?警戒する価値は充分にあるから気をつけてよ?」
『この学園に来た人間の時点で警戒すんのは当然やろがい』
【??視点】
ここは…夢?
“せんせーい!しょちょーが呼んでますよ〜?”
“おーい、お昼休憩で犯罪起きなかったら飯奢りって約束しただろ?”
え〜…チャラには……
“するとおもうか?”
むぅ…けぜぬ。こういう時こそ犯罪起こして欲しいのだ、犯罪者達め…
って、自分は何やってるのでありますか!?さっさと起きないと!!
『!!……起きれた…』
今は地中でありますな。よし、ここならば安全…でも嫌な予感がするのであります。これが”嵐の前の静けさ”ってやつでありますな
新しい天女