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時刻は8時11分雷夏と結人は学校にいる時間帯
「雷夏くん!」
元気な声がした
「なに?」
「こっちに来てください!」
そう言って僕の手を引く、着いたところは学校の裏庭だ日陰なので少し涼しい
「これ!」
そう言って結人はスケルトンフラワー(サンカヨウ)を出した
「これ…花?」
思ったとおりの表情に結人は苦笑する
「それこの前お花屋さんで買ったんです綺麗でしょう?」
「へ〜…半透明なんだ…綺麗だけど…ボソッ」
今は濡れていないので透明では無い
「じゃあ家帰ったら水あげてみてくださいね?」
そう言って結人は走っていった
「え!ちょ…水ねぇ…」
それから時間が経ち放課後
「結人!」
「雷夏くん!もう!遅いですよ」
2人はいつも放課後にひまわりの様子を見に来ている
「水あげてるのに咲かないんですよね…」
残念そうに結人は呟く
「きっと咲くよ」
「そうだといいですね…」
数秒の沈黙が流れる
「あの…雷夏くん今からお花屋さん行くんですけど一緒に来ますか?」
いつもならすぐに帰るのに珍しいな…
「うん行く!」
それから学校を出て街を歩く
「今日…夜に雨降るらしいですよ…」
「この前も雨だったのに今日も降るんだね」
「晴れなんて一週間に数日ですもんね…」
残念そうに呟くひまわりの芽が出ないのもそのせいかも知れない
そのとき結人が歩くのをやめる
「着きましたよ雷夏くん」
嬉しそうにこちらを見る
「凄い花の数…」
以前よりも増えている花の数に結人と雷夏は少し驚く雷夏は初めてだが
「お客さん!」
いつもの店員が2人に近付いてくる
「あの…花梨(かりん)さん」
花梨とはあの店員の事だ先日来た時に名前を聞いたらしい
「なんですか?」
「ひまわり咲かないんですよねどうしたら良いですか?」
「それなら…」
そんな会話を見ている雷夏は少しヤキモチを妬いていた
『僕の結人なのにボソッ』
「雷夏くん?」
「アッ…な、なに?」
少し変な雷夏に結人は違和感を抱く
「話終わったんで帰りましょ?」
考え事をしている間に話は終わっていたらしい
「うん」
しばらく歩いているころ雷夏が口を開いた
「なんの話してたの?」
「秘密ですよ」
思わぬ返答に少し『悲しい』そんな感情が芽生えた
「そっ…か…」