TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

翌日の夜。

ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。


人気店のケーキ箱を持った美緒が、インターフォンの画面に映っている。

香帆は、大きく深呼吸をして玄関のドアを開けた。


「来てくれてありがとう」

「はい、おみやげ」

美緒はいつもと同じだ。綺麗な顔で微笑んでいる。


「夕食まだでしょ。ハンバーグ作ったから食べてね」

香帆と美緒は、ダイニングテーブルに向かい合って座った。


香帆は、意味の無い会話を続けた。

「今日も忙しかった?」「このテレビ面白いね」

どうしても〈切っ掛け〉がつかめない。


美緒がナイフとフォークをテーブルに置いた。

「ねぇ、相談って何?」


もう避けられない。訊くしかない。

「相談というより、質問なんだけど……、狩野桜志郎を知ってる?」


「あ~~あ」

美緒は、指を組んで両手を高く上げた。

グッと背伸びをする。

その姿は、ずっと我慢していた何か突き破ったように見えた。


「やっぱり知ってるの?」

「その人が何かしたの?」

「アイツは颯真を殺して、保険金を奪った」

「ふ~ん。そうなんだ」

「颯真の浮気もアイツが仕組んだ」


「浮気は、香帆が悪いんでしょ」

「え?」

「結婚1年で浮気されるなんて、よっぽどアンタに魅力が無いのね」


美緒は〈見下す〉目で香帆を見た。明らかに蔑んでいる。


「だってそうじゃない。妻に魅力があれば、浮気なんてしないでしょ」


美緒は仮面を外した

【優しい同僚《ともだち》】という仮面を外して、フレネミーの本性を現した。

復讐の相棒は成仏できない幽霊夫です。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

17

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚