麻友「君の事を歌にするのはこれで最後にするよ」
そうこれは、君と僕の物語
あれは、僕がまだ売れる前の時だった
麻友「はぁ、今日ももやし生活か…」
これは僕が路上ライブをしていた時
杏「あの…歌上手ですね」
その時に話しかけてくれたのが、君、[杏]だった
麻友「まぁ、まだまだですけどね」
杏「もし良かったら、もう一曲歌ってくれませんか?」
麻友「いいですよ」
そのとき僕が選んだ曲は[ドライフラワー]だった
この曲は彼女と別れたときによく聞いていた歌だった
麻友「多分僕じゃなくていいね 余裕の無い二人だったし、気づけば喧嘩ばっかりしてさ ごめんね」
杏「ずっと話そうと思ってた きっと私達合わないね
二人しかいない部屋でさ 貴方ばかり話していたよね」
麻友「もしいつか何処かで会えたら 今日の事を笑ってくれるかな 理由もちゃんと話せないけれど 貴方が眠った後に泣くのは嫌」
二人「声も顔も不器用なとこも 全部全部嫌いじゃないの ドライフラワーみたい 君との日々もきっときっときっときっと 色褪せる」
麻友「歌上手ですね」
杏「ありがとうございます、もし良かったら連絡先交換しませんか?」
麻友「こんな僕でいいなら」
ピコン
杏「それじゃ、私はこれで!」
麻友「あ、あの!いつもここでライブしてるのでまた来てください!」
杏 「フフ、分かりました~!次こそこれで!」
麻友「はい!」
君が僕の運命を変えたんだ
ピコン
家に帰ると一通の連絡が来た
杏さんだ…!
杏ですよ!
〈今日のライブとても良かった!またライブ行くね!絶対!〉
麻友です
〈ありがとうございます。待ってます!〉
あ、そういえば何歳か聞いてない…
今度聞いてみよう
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!