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私ノ声ガ 聞コエマス カ _
「 ふわぁ 、、、 眠 、 」
4月某日。ぽかぽかと体が温まる太陽の日差しが俺のところに飛び込み、俺はそれに起こされ支度をする。今日は新作のゲームを買いに行くと決めており、急いで支度をする。売り切れたあの絶望は味わいたくない。欠伸をしながら俺は足を運ぶ。
新作のゲームを無事に買えたので家に帰ろうとしたら、ちらっと見えたものが目に止まった。俺はすかさず “ ソレ ” を取り見始めた。最近流行ってる物だと友人から聞いていたものだった確かに新作のゲームの宣伝の横に書いてあったのと一致した。
「 【 VOCALOID 】 、 ? 」
何故かそれに惹かれるように見惚れ、ここに立ち止まる訳には行かず、それを流れる様に買った。所詮ゲームか何かだろうと思う。何だろうと思いながらゲームのお供を買おうとコンビニに足を運ぶ。
店には数人おり、俺を入れても4、5人しか居なかった。お菓子を取る音、レジ音、色々な音を聞いてても別に気にもせずスイーツ売り場に足を運ぶ。スイーツを選んでると急に店員彡の荷物が俺の所に倒れてきた。
「 うお !?!? 」
「 す 、 すみません 、 !!! 」
慌てて俺に駆け寄ってくる店員彡。俺はその荷物を退けながら立ち上がる。何回も謝ってる店員に対して何も思わず大丈夫ですよと声を掛ける。どうやら新人彡の様で元コンビニ店員の俺はパッと見で分かり、荷物を一緒に纏めてスイーツを買い帰宅した。今日は災難だなと思いながらもあの店員彡のことを気にかける。
「 んーと 、、、 ファイル ゞ 、 」
早速、スイーツをつまみながらVOCALOIDというものを起動する。新作のゲームよりこっちの方が気になったので素早くパソコンにデータを入れそれを起動したら、Loading の文字がパソコンに映し出され、後30分位で終わるらしいのでそれまで新作のゲームをやることにした。
30分後
ピコン 、 と軽快な音と共にダウンロードが終わり俺はパソコンに目を向ける。そして恐るゞそのファイルを開くと、高校生位のツインテールをしている青が似合う綺麗な女性が映し出された。パソコンの前に置かれている椅子に座りそれを眺めているとやり方の説明が映し出されそれを辿るように文字を打ってそれをさっきの綺麗な女性に歌わせるという奴だった。生憎、俺は音楽が得意じゃなくこれは無理かなと思いながらも1度言わせて見ようと思い、キーボードに手を伸ばし歌わせてみる。
『 あ ー い ー う ー え ー お ー 。 』
適当に打った文字を歌い、その声は惹かれる声で凄く綺麗だった。まるで人が歌っているような感じで歌っておりその声に俺は釘付けになった。幾つか歌わせてみたがなにか物足りない。まぁ所詮ゲームだし、と思っていたら勝手にその女性が動き出した。可笑しい、俺は何もしてないのに。
『 マ 、、、 ス タ 、、、 私 、 ワ 、、、 』
何かを伝えようとしているがその前にファイルが閉じられ、言おうとしたことは闇に包まれながら消えていった _
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ いいね500