テラーノベル
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結構前に短編集の、バレンタイン短編集にて投稿したものを持ってきました。
アメリカ×日本
日本の貴重な休日の昼下がり。
ちょっとお洒落なカフェで、アメリカと日本はデート中である。
他にもデートに来ているカップルがちらほらと見えるが、そんなもの今の日本の視界には映り込むことすら叶わない。
メープルシロップのたっぷりかかったパンケーキと、優しい匂いのするホットココアと、アメリカの飲んでいるブラックコーヒー。
それらの匂いが日本の鼻の奥をくすぐる中、日本は手元の紙袋を気にしていた。
「Hey,Japan.何か俺に言いたい事でもあるのか?」
銀のフォークをクルクルと回しながら、サングラス越しにスカイブルーの瞳が日本を捕らえた。
「ぁ、アメリカさん!こ、これ、どうぞ……」
日本が意を決して放った言葉は、だんだん小さくなった。
湯立ちそうな顔を隠すように日本は紙袋を前へ出す。
「……Japan、中身、見てもいいよな?」
少しばかりの沈黙の後、アメリカは半ば強引に紙袋の中を覗き込むと、わざとらしく「Wow!」と声を上げた。
「Thank you my sweetheart!」
アメリカは手で口元を隠しはしているが、口角が上がっているのは言わずとも分かるほどだ。
「……そんな、大声で、言わないでください」
やっとの事で顔を上げれた日本の顔は、真っ赤に熟れたトマトのそれである。
日本が羞恥に耐え兼ねて小声で抗議してみせたが、そんなものはアメリカにとっては関係ない。
聴こえてはいるが、無視をする。それがこのアメリカと言う男である。
アメリカはテーブルを回って、日本の隣にドカッと座る。
「恥ずかしがることはないさ。こんなに素晴らしいプレゼントを貰ったんだ、世界中に自慢したいくらいだよ」
ニッと笑ってみせたアメリカはずっと背中に隠していた花束を日本の前に差し出した。
ダークピンクの6本のバラの花束を。
「To you.」
「ぁ、綺麗」
日本の頬が綻んだのをアメリカは愛おしそうに見つめ、耳元で砂糖菓子のように甘く囁く。
「ホワイトデーのお返しは楽しみにしとけよ」
サングラスの奥で日本を捉えて離さないスカイブルーの瞳が、意地悪そうに笑った。
ダークピンクの薔薇の花言葉▶【愛を誓います】
六本の薔薇の花言葉▶【あなたに夢中】
#オリキャラ
ツナツナビール🍺
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ゆきりん
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歌音 麗華❣@物語大会開催中!
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コメント
1件
日奈さん、こんにちは!みぅです🤍 今回のアメリカ×日本、バレンタインのデート回、すごく甘くて素敵でした…! 日本がバレンタインのチョコを渡すシーン、あの恥ずかしそうな感じとアメリカの「世界中に自慢したいくらいだよ」って返しがもう、心臓にくるものがありますね…。ダークピンクのバラ6本の花言葉も、ちゃんと伏線として効いてて、細かいところまでこだわりを感じました。 ああいう、お互いを想い合う空気感が丁寧に描かれていて、読んでるこっちまで温かい気持ちになりました。新作も楽しみにしています🌙