そんなわけで、六月の半ばに、美緒が学校に復帰した。
はじめのうち、どこかオドオドして、時に怯えた様子を見せていたものの、葉月や香織たちのフォローもあって、なんとかやっていけている。
なにしろ、五年二組は、九割方生徒が転生者なのだ。今さら小学生に戻ってイジメをするか、と言われれば、まぁ、するわけはないのである。
長く停滞していた梅雨空は晴れ、空から降り注ぐ太陽の光は強さを増していく時期、こうして、松岡美緒の騒動は、解決したのだった。
それは、まぁいいのだが……。
「えっ? 松岡さんは、僕たちの死に直接関係ない?」
舞夜の口から出た爆弾発言に、思わず進夢は声を上げた。
この日の三、四時間目は、合同の水泳授業だった。今は、休憩を兼ねた自由時間なのだが、久しぶりに泳いだからか、疲れて遊びに行く余裕がなかった。
――っていうか、みんなよくやるよな……、ほんと。
そん***********************
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