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cold

1 - 第1話

2022年10月07日

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私の名前はりお

17歳の高校2年生

幼い頃に母を亡くし、今は父と二人暮し

そして私のもうひとつの顔

それは

ピッ

(今日も任務完了です)

(よくやった。後始末まで気を抜くなよ)


殺し屋だということ。



なぜ殺し屋になったかは覚えていない。

小さい頃からなぜかボスの連絡先も知ってたし

技術も身についていた

今までどのくらいの人間を殺めてきたかは記憶していない

というか出来ない。

私はなぜか殺し屋を始めた小さい頃から人が死ぬのを見ても何も思わなかった。

普通じゃないとは分かっていたが

この仕事のために生まれてきたのかもしれない

そう思うようにした。

ボスとは長い付き合いになるが

声も顔も名前も知らない

携帯のチャット機能だけを使い、連携を取っている。



ピコン

(あおきからメッセージ)

(明日までの課題ってこれだけだよね?)


あおきは私の幼馴染

生まれたときから一緒にいる

私が1番信用していて

尊敬している

そんな存在。

毎日気を張っていなきゃいけない毎日だけど

あおきのおかげで毎日頑張れてるし

あおきの優しさのおかげで気も休まってる


(そうだよ)

いつものように返信


ピッ


「ん?」


(ボスからメッセージ)

(明日。ここへ。)


そのメールには写真も添付されていた


(了解)




次の日の朝


肌寒さを感じで目覚ましより先に起きた。


クリーニングに出しておいた制服を身にまとい部屋を出る。


外がいつも以上に寒く感じた。


「もう冬か…」


「おはよ」

「おはよう」


あおきと私は毎日一緒に登校してる

あおきはイケメンで運動神経抜群

その上成績はいつもトップ

いわゆる完璧なモテ男

なので一緒に登校している私への視線はというと


「あおき先輩かっこいい!!」


と騒がれてる横で


「誰あの人」

「学校一の美人でなんでも出来る高嶺の花だって言われてるあおき君の幼馴染」

「調子に乗りやがって」


だいぶ言われ放題


最初は気にしていたが

もう今は慣れてしまった


「あおきも毎日大変ね」

「こっちのセリフな」

「ずっと思ってるけど、男友達と登校しなくていいの?」

「りおでいい」

「りおがいいって言ってもらえる?」

「はいはい。女王様」


高嶺の花カップルと称されている私達は

休み時間一緒にいるだけで騒がれる

付き合ってないって何回言っても無駄なのでもうほっといてる


「ここの問題は…」

2人で勉強してたそのとき

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