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「さて、おみくじのリベンジマッチなのだ」
そう言って亜里砂さんはおみくじの処へ。
ついでだから皆で見守る。
ここのおみくじは三択制らしい。
まずおみくじと書かれた木製の四角い箱を振る。
出てきた絵と同じ箱から1枚取る仕組み。
出てくる絵は天神様、梅、牛の3種類と書いてある。
「牛だったのだ」
そう言って亜里砂さんは牛の箱から、1枚をちょっと選んで取る。
「中吉、書いてあることも微妙なのだ」
どれどれ。
学問の所をちらりと見てみる。
『素養はある。復習が肝心』
なるほど。
「これは未亜が帰ってきたらよーくもんでもらえ、という事だな」
「リアルすぎて洒落にならないのだ」
でも他を見る限り、特に悪いことは書いていない。
要約すると簡単だ。
「努力しないと叶わない、そんな内容なのだ」
「さっきのおみくじと同じじゃないか」
「そんな気がするのだ」
それでも亜里砂さんはちょっと考えた後。
境内の縄の所に、いま引いたおみくじを折りたたんで結びつけた。
「この次こそ、三度目の正直なのだ!」
「次は鶴岡八幡宮。ただしあまりにも混んでいたらパスな」
10分ちょっと住宅街の中を歩く。
広い参道がある正面から中へ。
此処は流石に人が多い。
でも4日の午後だからか、通行規制はやっていないようだ。
「ここは凄く広いね」
「ああ。歴史もあるし、鎌倉の代表格のひとつだな」
参道をひたすら歩いて、やっと手水舎へ。
「ここも赤く塗ってあるタイプだね」
「そうだな」
そして何かの建物の横を通って、石段を登って本宮へ。
「ここは建物ひとつひとつが大きくて立派だね」
「確かにそうなのだ。所々細かい彫り物もあるのだ」
「ここの真っ直ぐ向こうが、さっき登った山の一つなんだよね」
「そうだな。この真っ直ぐの方向だ。ここからじゃわからないけれどさ」
なんて言いながら、また参拝の列に並ぶこと10分くらい。
さっきと同様、彩香さん達と今年も楽しくいられるよう祈った後は。
「さて、三度目の正直なのだ!」
おみくじタイムである。
階段を下りて社務所へ急ぐ亜里砂さんを見ながら、先輩がこそっと言う。
「実はここ鶴岡八幡宮のおみくじは、凶が多いという噂なんだ。他の神社ではまず見ない、大凶も結構入っているらしい」
「それって、かなり厳しいんじゃないですか」
「本人が選んだ道だからな。温かく見守ろう」
そんな感じで亜里砂さんを3人で見守る。
羽海汐遠
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ゑぬ。
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