テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「若井…腰大丈夫?」
「いやー痛いっ。」
「さすがアラサーだね。」
「元貴もアラサーじゃん。」
「ぼくは腰痛めてないもん。」
「確かに。」
今回出す新曲のMVで、当初予定していた内容でMVが撮れなくなってしまい、色々考えた結果、元貴がダンスをしようと言い出し、ただでさえパンクしそうなスケジュールの中、ダンス練習をしているおれ達。
怪我なく…と思っていたのに、今日、ついにおれが腰を痛め練習の合間に湿布を貼る事に。
まあ、怪我とか大袈裟なものではないから良かったんだけど、普段からMCを務めるテレビ番組でダンスを踊る事があるから、バンドでは久しぶりのダンスと言ってもいける気がしてたのに、この過密スケジュールに、歳には勝てないと言う事なのかと少し落ち込んでいた。
そんな落ち込んでいるおれが面白いのか、さっきからちょっかいを掛けてくる元貴。
ほんと、意地悪と言うか、いたずらっ子と言うか。
まあ、そんな所も可愛いところではあるんだけど。
だって…
「若井ー。ちゅうしたげる。」
ちゅっ。
どうせ、あとでおれに鳴かされることになるんだからね。
今日はおれが腰を痛めて何も出来ないと思っているのか、いつもよりスキンシップが多めな元貴。
家に居る時はそんなにベタベタしてこない癖に、今日はずっと引っ付いてくるし、さらにはキスまで。
キスに至っては、元貴からしてくる事なんて滅多にないから、不謹慎ながらも腰を痛めてラッキーかもなんて思ってしまう。
「今日は甘えん坊なの?」
「たまにはねっ。」
くっついていられるのが嬉しいのか、言葉の語尾が弾んでご機嫌な様子な元貴が可愛くて、今すぐにでも襲ってしまいたいのをグッと堪えて、しばらく好きなようにさせてみる事に。
それからしばらく、おれとソファーの隙間に身体をねじ込み、おれの首元に顔をグリグリと埋めながらコアラみたいに抱きついてきていた元貴だけど、満足したのか隙間から抜け出し、何事もなくソファーから立ち上がろうとしたので、おれはすかさずそんな元貴の腕を掴むと、そのままソファーに押し倒した。
元貴は好きなだけベタベタ出来て満足なんだろうけど、おれは、ずっと、元貴の体温や、首元に当たってた元貴の唇に欲情しっぱなしだったんだから、満足しから、はいそれで終わり。になる訳がなくない?
「腰痛いからって、出来ない訳じゃないのよ、元貴さん。」
やばい、やり過ぎたって顔してる元貴のおでこに軽くキスをする。
「自分だけ満足して終わりはズルくない?」
「や、あの…」
次は頬に。
「唇、わざと付けてたでしょ?」
「んっ、わざとじゃないっ。」
次は鼻に。
「おれをドキドキさせて何させるつもりだったの?」
「ちがっ、そんなつもりじゃ…んぅっ。」
最後は唇にキスをして、元貴の口の中を味わうように舌を絡めていく。
「んっ、、はっ、、」
何度も角度を変えながら元貴の口の中を堪能していると、おれの服を掴む元貴の手の力が強くなってきたので、唇を離してみる。
すると、元貴は少し潤んだ目で濡れた下唇をキュッと噛んで少し睨みつけるようにおれを見てきた。
「ぼくは…ただ若井とイチャイチャしたかっただけなのに。 」
「うん、じゃあ今からもっとイチャイチャしようね。」
おれはそう言いながら、元貴が着てるTシャツの下から手を差し入れ、手触りのいい滑らかな肌に手を滑らせる。
「ちがっ、そういう事じゃなくてぇっ、、んぁっ、、」
そして胸の突起を軽く指先で弾くと、甘い声をあげてピクッと肩を揺らした。
「やだぁっ、なんで若井ってすぐ盛るんだよっ、、ぼくはただ若井とくっついていたいだけなのに。」
「そんなの元貴の事が好きだからに決まってるじゃん。」
「…..ズルい。 」
好きなんて言われたらさぁ、とぶつぶつ文句を言う元貴をスルーして、今度はTシャツを胸の上まで捲ると先程弾いたそれをペロッと舐める。
「んっ、ちょ、舐めんなっ。てか、若井腰痛めてんだから安静にしなきゃだろっ。」
「…乳首舐めてるだけだし。」
「だから舐めんなって!てか舐めるだけじゃ終わらないくせにっ。」
よく分かってるじゃん。
と言う意味を込めて、元貴を見てニッと笑うと、元貴は顔を赤くした。
「かわいい。」
「…ばか。」
「ねえっ、聞いてない!」
「だって、腰痛いって言ったじゃん。」
「それは…そうだけど…なんで、 」
「ほら、そのまま腰下ろせばいいだけだから。」
「やだっ!無理!」
「元はと言えば、元貴がくっついてきて、おれを誘惑したのが悪いんだからね。」
「ゆ…!誘惑なんかしてないし!」
おれが腰を動かさなくてもセックス出来ると思い至らなかったのが悪い。
さっきから、ソファーに座るおれの上で、おれに脱がされて露わになっている下をTシャツを伸ばして隠しながら動かないでいる元貴。
まあ、嫌だと言いながらも、言われた通りに跨っている辺り、本当に嫌な訳ではないんだと思うけど。
「ほら、手伝ってあげるから。」
おれだってね、いつまでもこうして居られる程、我慢強い訳ではないので、イヤイヤと首を横に振る元貴の腰を持つと、早く元貴のナカに入りたくてウズウズしているソレにゆっくり、元貴の腰を下ろしていく。
「ぁっ、ん、、やだぁっ、挿入んないっ、、」
元貴は挿入らないと駄々をこねるけど、指で十分に慣らされたソコは、なんの抵抗もなくソレを飲み込んでいく。
「ふぁっ、、あっ、んんっ、、」
「ほら、挿入った。」
「やっ、、深いッ、、」
体位のせいか、いつもより深いところまで挿入っているソレに、元貴は身体を震わせる。
「でも、気持ちいでしょ?」
「んっ、そんな、、ことっ、」
元貴のソレはお腹に付くほど立ち上がっていて、気持ち良くなっているのは明らかなのに、どうやらまだ理性が勝っているらしい。
おれは、早くその口から素直な言葉が聞きたくて、掴んでた腰から手を滑らしてお尻を掴むと軽く上下に動かした。
「ぁんっ、、や、動かさなっ、いでぇ、、」
元貴は自分だけで身体を支える事が出来なくて、ソファーの背もたれに手を付いた。
「なんで?気持ちいいでしょ?」
「んんっ、あっ、、奥まできちゃうっ、」
「奥好きでしょ?」
さっきより少し激しめに動かすと、甘い声をあげながら、立ち上がっているソレから透明な液を溢れ出させた。
「気持ちいい?」
「ぁっ、ぁっ、んぅ、や、、」
「ほら、ちゃんと言わないと止めちゃうよ?」
「んぁっ、あっ、、やだぁっ、気持ちいから、、」
「奥好き?」
「んっ、ぁ、、好きぃっ、 」
「ふっ、可愛すぎ。」
「わかぃも、、気持ちい?」
「うん、気持ちい。でも、元貴が動いてくれた方がもっと気持ちいかも。」
「…ほんとに?」
「ほんとに。頑張れる?」
「…いいよ。」
掴んでたお尻から手を離すと、元貴は顔を赤くして恥ずかしそうにゆっくり腰を動かし始めた。
「っ、ん、、あっ、これ、、やばいっ、」
「気持ちい?」
「ふぁ、あっ、、気持ちぃ、、」
元貴は自分の好きなとこに当たるように腰を動かしながら、身体を震わせる。
動く度にナカがキュンキュン締まるのが気持ち良くて堪らない。
そして、いつも以上にえっちな光景にドキドキする。
やば、これちょっとハマりそう。
「おれはコッチを気持ち良くしてあげるね。」
おれはそう言うと、手持ち無沙汰になった手で元貴のTシャツを捲りあげると、ぷっくりとしている胸の突起に口付けた。
「ぁんっ、や、ちくびっ、、」
「乳首好きでしょ?」
「うん、好きぃっ、、」
「指でするのと舐めるのどっちがいい?」
「んぁっ、ぁ、、どっちもぉ、、」
「ふっ、欲張り。」
おれは、元貴の要望通りに、左手で服を抑えると、右手と舌で攻めていく。
「あっ、んんぅ、、ぁ、わかいっ、、」
ビクビクと身体を震わしながら、涙目でおれを見てくる元貴。
「イキそ?」
そう聞くと、元貴は上下に首を振る。
「いいよ、おれもイキそ。元貴、イかせてくれる?」
「んっ、あっ、、一緒にイク?」
「うん、一緒にイこ。」
元貴は、自分のを掴み、動きやすいように後ろに手をつくと、さらに激しく腰を動かし始めた。
正直、そんな目の前の光景だけでイキそうになるの堪えながら目を細める。
「はぁっ、あっ、、わかい、気持ちいい?」
「んっ、、やばい、めちゃくちゃ気持ちい。」
「ぁっ、んんぅ、、あっ、イッていい?」
「いいよっ、おれも、っ、 イ、クッ、、」
「あっ、、ナカに、、出てるぅ、、んんっ、ぼくも、イクっ、、」
「…腰大丈夫?」
「や、痛い。湿布貼って下さい。」
「ほんと、じじいやん。」
「ねぇ、元貴。上に乗ってね。」
「…いいよ。」
「え?!まじ?!」
「う、うるさい!早く寝ろ!」
-fin-
コメント
3件
うわっ!好き🫶頑張って動いてるもっくんとか絶対かわええやん!