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#二次創作
ふゅう@不定期
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#꒰ঌ匿名ちゃん✟໒꒱
꒰ঌ 匿名ㄘャん ✞ ໒꒱
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「……で、結局これ、何なんすか」
ぴくとの家。
机の上には、ノートパソコンが三台並んでいた。
画面に映っているのは、昨夜の学校で発生した怪異の情報。
正確には、昨夜だけじゃない。
「北海道、名古屋、大阪、福岡……。また増えてるな」
ぐちつぼが画面を覗き込む。
「場所がバラバラすぎない?」
「だから問題なんですよ」
ぴくとはキーボードを叩きながら答えた。
「最初は一部の霊能者の間で話題になっただけでした。でも今は、複数の都市で同じ怪異が確認されてる。しかも、発生時期が近い」
「全国規模ってこと?」
「可能性はあります」
画面には、顔のない怪物の目撃情報が並んでいた。
駅の構内。
オフィスビルの非常階段。
深夜営業のコンビニ。
地下駐車場。
どれも、普段なら誰かがいる場所だ。
「……一般人にはバレてないの?」
「今のところは。映像が出回っても、暗くて見えないとか、加工だとか、そういう扱いになってます」
「便利な世の中だなあ」
「便利で済ませるな」
ぐちつぼにツッコまれる。
俺は椅子の背にもたれた。
昨夜の怪物。
壊しても増え続けた、あれ。
あれが他の場所でも起きているなら、いつか誰かが巻き込まれる。
……いや。
もう巻き込まれているのかもしれない。
「ん?」
ふと、画面の端に目が止まった。
投稿された動画のサムネイル。
夜の駅のホームが映っている。
何の変哲もない、普通の映像。
なのに。
「……ちょっと、戻して」
「え?」
「その動画」
ぴくとが数秒戻す。
画面には、電車を待つ乗客が映っていた。
スマホを見ている人。
眠そうに欠伸をしている人。
友人と話している人。
そして、その奥。
ホームの端に、青い影が立っていた。
「……は?」
俺は画面に顔を近づけた。
青い。
大きな身体。
長い腕。
見覚えのある、輪郭。
「……らっだぁ?」
ぐちつぼの声が、少しだけ低くなった。
「違う」
即答した。
違う。
あれは俺じゃない。
俺はここにいる。
それに、あんな場所に行った覚えもない。
「⋯これ、拡大できる?」
ぴくとが映像を切り出し、画質を補正する。
数秒後。
画面いっぱいに、青い影が映し出された。
顔は、よく見えない。
けれど。
その口元だけが、妙にはっきりと見えた。
笑っていた。
「……っ」
息が詰まった。
画面の中の青い影が、ゆっくりとこちらを向く。
映像越しなのに。
目が合った気がした。
次の瞬間、動画が途切れた。
「……今の、」
ぴくとが呟く。
ぐちつぼは、俺の顔を見ていた。
俺は答えられなかった。
だって。
あの青い影は、俺と同じ姿をしていた。
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