記念日には歌を

第1話

❤🍷10/5赤×黒【鍵盤の上でセレナーデを踊って】

308

2023年11月05日

#黒受け

#iris

#irxs

#曲パロ

1925

黒右投稿祭中にすみません！！

もう昨日になってしまったのですが、10/5はVOCALOIDのMEIKOさんの記念日（発売日、誕生日）でクリプトンズファンとしてその日にはその子の曲をパロることにしたので、急遽曲パロさせていただきます！！

Happy Birthday🍷❤️

・irisのnmmn作品です

・赤黒

・微他×黒要素

・年齢操作

・曲パロ

・学パロ

・一部法律違反表現

・エセ関西弁

・本人様にはなにも関係ありません

・以上のことが大丈夫な方だけお読みください

↓↓↓

ありふれた人生だった。所詮、俺は何をしたところで母さんの下位互換でしかないのだから。なにを頑張った所で世界が認めたピアニストである母さんと比べられるだけ。ならそれとなくみんなの思い通りに動いて、みんなが指差す方に歩いていれば将来は保障される。調和された未来。

今日はパーティー。母さんが主役の。社交辞令でにこにこ笑って、疲れて、壁にもたれていたころピアノがどこからか聞こえた。気づけば音のする方へ歩いていった。

重苦しい扉を開けた先にピアノはあった。長い髪の男性が優雅に音を奏でていた。

赤「あの…」

黒「…はじめまして、えーと貴方は理沙さんの息子さんですね！」

赤「あ、はい…」

赤「なにされてたんですか？」

黒「僕が勤めている方のお孫さんの面倒を見ていたんですけど、生憎ピアノを使って楽しませることが出来ず交代してもらったところです」

黒「今は1人で楽しく弾いております」

この人が奏でた音色は感情的だった。

黒「貴方様もピアノを？」

赤「僕はそこまで、母で充分です」

母さんはこの人みたいに感情的だけど、俺はなんとも古典的で優等生の弾き方だ。いつも入れてるアドリブも俺には出来ない。用意された台本や楽譜だけで精一杯。でも楽譜通りで終わる人生はちょっと嫌だな。なんでもいいから、背徳に溺れてみたい。

赤「良ければ僕にピアノ、教えてくれませんか？」

黒「え？」

赤「貴方のようなピアノが弾いてみたいので」

黒「ふふ、分かりました。僕は悠佑と申します」

赤「りうら、です…」

黒「そこは作詞者の気持ちを読み取るようにテンポを落として…」

後ろから俺を支えてピアノを弾く悠佑さん。その指に光る愛の証さえ、消え入りそうな程優しく教えてくれた。

黒「まだりうらさんにはこういう曲は早かったかな、刺激的だもんね」

耳元で囁いた。楽譜で踊っていたのは小夜曲だった。

27時、寝ようと目を閉じても思い浮かぶのは彼ばかり。

赤「ふぁ、…」

桃「りうらー？大丈夫？あくびばっかで」

赤「だいじょばない…最近全然寝れなくて」

白「大丈夫か、それ。どしたん？勉強？」

学校の休み時間。1限目あとなのにもうあくびが出た。この気持ちが勉強に打ち込めれば成績もあがるだろうな。

赤「違う、ちょっと頭に思い浮かんじゃう人が居て」

隠す必要もないと素直に打ち上けた。

水「えっ！？誰か好きな人居るの？何組？」

赤「学校にいない」

桃「あ、他校か！」

赤「違う」

白「中学生…とか？」

赤「違う」

赤「前行ったパーティーで会った人」

その言葉を言うだけで、触れた肌の体温が戻ってきた。

水「その人何歳？」

赤「25…とか？」

桃「えぇ…大丈夫？あんまそういう関係持たないほうがいいよ」

そうやって友達は言うけれど。もう持ってるし

そんな引き止めの言葉で喉が潤うことはない。自室のピアノに触れた。自分の行った可愛げない台詞に演奏が乱れだす。

黒「いらっしゃ〜い」

赤「お邪魔します…」

悠佑さんは広い屋敷に仕えている。そのため住み込みだ。

赤「…あの、そう言えば悠佑さん指輪してますよね。薬指に。僕と会って大丈夫なんですか？」

黒「んー、これは元カレからのやつ。忘れられなくてつけてるだけ」

黒「紛らわしいでしょう？でも婚約までいってたの」

黒「その分りうらくんが埋めてくれるもんね」

秩序とか常識とか、俺が言えることではないけど関係ない。

赤「そのつもりです」

こうなったのはあのパーティーからだった

黒『そろそろパーティーも終盤ですし戻りましょうか』

黒『僕も一緒にいきます』

二人で部屋を出た。その時はなにも話さないまま。

母『あらりうら、何処行ってたの？』

赤『この人にピアノに習ってた』

黒『りうらさん凄くお上手ですね！』

母『貴方は〇〇さんの……評判は聞いてますわ。りうらの相手をしてくれてありがとう』

赤『お母さん、またこの人の所行ってもいい？ピアノ置いてあるんだって』

母『そうね、〇〇さんちの方ってことは住み込みだし……丁度お礼したいこともあったから、いいわよ。日時が合う時に行ってらっしゃい』

赤『広いお部屋…』

黒『御主人様がくれたんですよ。凄いですよね』

赤『今日はごめんなさい、急に……僕は年下ですし敬語なんか使わなくて大丈夫です！！』

黒『でも貴方様は……』

赤『母の、赤井理沙の息子として僕をみられるのがあまり好きではなくて』

黒『そういうことなら……りうらくん』

新鮮だった。そんな風に呼んでもらえることが。いつも大人からは息子さんとしか言われないから。

黒『それじゃあ、始めようか』

赤『あ…もうこんな時間…早いな』

そう独り言を洩らした。悠佑さんは少し部屋を出ていた。体感2分くらい。まだ、隣りにいたいな。

黒『りうらくん、お母さん急に仕事で今日家を開けるらしいけど、帰る？』

黒『良ければ泊まってく？』

赤『いいんですか…！？』

黒『今来客用のお部屋埋まってるから、僕の部屋になっちゃうけど…』

赤『じゃあ、お願いします』

黒『布団あるから敷くね。りうらくんはベットどうぞ』

赤『いえ、そんな…』

黒『でもベット広いからな〜二人で寝る？……なんちゃって』

悠佑さんの言葉を遮って言ってしまった。

赤『いっ、一緒に…寝たいです』

黒『へ？』

黒『ぼっ、僕だよ！？冗談のつもりだったんだけど』

赤『ごっ、ごめんなさい！不快にさせるつもりはっ…』

黒『あーいやいや！そうじゃなくて、りうらくん隣が僕って嫌じゃない？』

そんなわけないじゃないか。寧ろ、そうやってなれたらどれだけいいか考えてたところだ。

赤『僕は、そうしたいです』

黒『えぇ、嬉しいなぁ、なんか。じゃあ一緒に寝よっか』

その後も沢山色んな曲を弾いて、時刻も回ってきた。

悠佑さんに気を取られていて曲のことを気にしていなかったけど、今演奏している曲を見てみたら前弾いた小夜曲だった。それに気づいてわざと

黒『そこはもうちょっとこうして、』

出来ないふりをした。手を重ねてくれるのが嬉しかった。夜だからか、二人きりだからか、気持ちが昂ぶってきた。

練習の後にお風呂に入らせてもらって、髪を乾かし終えた。

黒『そろそろ寝ようか、また明日も…』

そう言いながら電気を消して、振り返ったその顔にキスをした。真っ暗になってなにも見えない。上手く出来ないから決して気持ち良くはないだろうけど。

黒『っ、り、うらくん…？』

赤『お風呂上がりの姿、ずるいと思います』

ゆるっとした、変な視点から見ると脱がせやすそうな部屋着、結んでいた髪は解いていた。

赤『こんなことして、よくないの分かってるんですけど』

またキスをした。なにも分からなくなって固まってる貴方が凄く愛おしい。

赤『もっと、欲しいです』

黒『なに…？期待するよ、俺』

急に変わる一人称。

赤『期待しててください』

そして二人でベットに身を投げた。

黒「ぼっーとしてるけど大丈夫？」

赤「ちょっと最初のこと思い出してて」

長い間過去に浸っていたんだろうか。眼の前にいるのに。

黒「俺お酒開けていい？」

赤「どうぞ」

この広い部屋には合わない安い缶のお酒が出てきた。

赤「それいつも飲んでるけど、好きなんですか？」

黒「んー、元カレの好きなお酒。めっちゃ買ってたからそれちょいちょい貰ってて」

また出た。元カレだ。

黒「このさいだから言うけど、元カレはね御主人様なの。いやまだ違うか」

黒「現御主人様の息子さんが元カレでさ、この部屋くれたのもそうで。指輪もね」

黒「どれだけ広い場所であろうが同じ屋根の下なの複雑だよね」

この様子だとまだ全然元カレのこと忘れられてないのが分かる。俺と居るのに。確かに都合上胸張って恋人関係とは言えないけど。

赤「こっち向いて」

黒「はい」

まだ脆い愛がひび割れないようにキスで繋ぎ止めて。

赤「っ、お酒飲ませました？」

黒「うん。口に入ってたんだもん。あ…未成年飲酒になっちゃった、ごめん」

口に広がったレモンの味は甘ったるく思えた。初恋はレモンの味って言うけど、そのレモンがお酒とは誰とも思わないだろう。

黒「もうりうらくんのこと御主人様にしたいな〜」

そう甘えた声で言ってきた。加速する愛。突き詰めてやりたい。

赤「僕が御主人になったら悠佑さんのこと虐めちゃいますよ」

黒「りうらくんにならいいよ」

酔ってる風を醸し出しているけど、本当は酔っていないのが分かる。前言っていたから。酔ってふらふらした状態だと快感が薄くなるって。

ちょっと飲んだだけなのに俺もお酒を飲んでるように感じて、火照ってきた。

赤「今夜、強くしてもいいですか？」

黒「うん、まず抱きしめて欲しいな」

ボタンの外れたシャツの上から強く強く抱き締めた。

黒「もっと、もっとちょおだいっ…♡？」

両者目にハートを浮かべながら。重なり合うこの声はピアノの鍵盤に吸われ消えていくから。きっと大丈夫

なにも、悪いことじゃない

OSTERProject【ピアノ×フォルテ×スキャンダル】

めこさんおめ💓👊

ピアノ×フォルテ×スキャンダル大好き過ぎる

次は12月のリンレンちゃんで、その次ルカさん、KAITOさん、ミクちゃんで1年回ると。

実は結構やりたい曲パロ予定詰まってて

11月：NEO

11月〜12月：アイムマイン

11月〜12月：トワイライトライト

12月27辺り：リンちゃん曲

レンくん曲

1月：🚎ユニットソング

1月：ルカさん曲

2月：KAITOさん曲

3月：🎪ユニットソング

3月：←39（ミク）の日？

5月：🍀ユニットソング

7月：💫ユニットソング

8月：←🎤ユニットソング（ないかも）

8月：ミクちゃん曲

※🎪とか🚎はゲームのユニットの検索避け絵文字です

こんな感じで結構詰め詰め

記念日には歌を

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7件

すぐに聞いてきた！！めっちゃいい曲やな✨ どっちもちょっと訳あり(？)って感じ…… 禁断の恋((( どっちも積極的なのめっちゃいい( ◜▿◝ ) 最高っす！！✨

凄ぉぉぉ！！めっちゃ素敵な話...！、歌と2人の絡みが合っててめっちゃ好き！お母さんとか家族が優秀だと自分と比べられらから嫌だよなぁ...、作り笑いって疲れるってよく聞くわピアノを弾く黒どんなに綺麗で美しいんだろうね、めっちゃ気になる頭から離れないってどんだけ好きなんですか...、尊...墓に入るわ一緒に寝たいって可愛いかよ！ｷﾞｭｯって抱き合って寝てて欲しい最後エッやなぁ、鼻血出ちゃう

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