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ある日、
トレーニングが終わった時のことだった。
「はぁ…また、あいつらにいじめられるのかな…(小声)」
「ん?18号、なんか言った?」
「あ、いや、、、なんでもないですよ」
「、、、」
「そっか。」
なんだか今日の騎士18号は元気が無いみたいだ。一体どうしたのだろう。
「、、、」
「なんかあったら…遠慮せずに言ってね。」
「あ…はい…」
そして1時間後・・・
「ふぅ…これからどうしよう…」
「おい18号、」
「げっ…」
騎士11号と騎士12号が、騎士18号の部屋に来た。どうして来たのだろうか。
「お前、ちょっとこっち来い」
「なんで…ですか…?」
「いいから来い!」
「あっ…」
11号と12号は、18号に何をするのだろうか。
「さあ、18号を階段から突き落とすぞ(小声)」
「了解。(小声)」
「え、ちょ、やめて、、、たすけて…」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(悲鳴)」
「完了!」
「さっさと行くぞ」
騎士18号は5mの階段から突き落とされてしまった。
「うっ…いてて…」
「なんとかして、起き上がらないと…」
「、、、」
「ダメだ…体が痛すぎて、起き上がれない…」
「どうしよう…」
その時___
「え、18号!?」
王と騎士1号が、騎士18号の悲鳴を聞いて、やって来た。
「何があったのか?」
王が心配になりながら言った。きっと騎士1号も同じだろう。
「11号さんと、12号さんに…階段から落とされて、、、」
18号が泣きながら言った。
「11号と12号が!?」
「あいつらめ、、、王様、あいつら呼び出す?」
騎士1号が怒ったように言った。
「呼び出すか…階段から突き落としたからな…」
「それよりさ、18号、動ける?」
騎士1号は、騎士18号が心配でたまらなかった。
「体が痛すぎて…動けません…」
「マジか…」
「多分、足とか骨折してそうだな…」
「全身骨折してたら…」
騎士18号はますます不安になった。
「(骨折してたらどうしよう…)」
1ヶ月後、病院にて___
「もう大丈夫ですね」
「良かった…ありがとうございます」
「1ヶ月間、ありがとうございます」
どうやら騎士18号の怪我は治ったみたいだ。
そして騎士18号の部屋に戻ると___
「やっとついた…」
「あれ、スマホ…11号さんと12号さんからだ…なんだろう…」
そう思って、メールを見てみると…
『早く○ね』
『絶対ぶち○す』
『ク○が、○ね、マジで○すぞ』
など、いろいろ書かれていた。
騎士18号はそれを見て、とても傷ついていたような表情だった。
そして、毎日こういうメールがやって来る。
それから1ヶ月後___
「はぁ…なんで私がこんなことに…」
騎士18号は毎日そんなことを言うようになった。
「もう…やめてよ…」
「ただでさえ、こんなに辛いのに…」
その時___
「あれ?18号、どうしたの?」
偶然通りかかった騎士1号が、騎士18号の部屋に現れた。
「えっと…」
「実は私…11号と12号からいじめられているんです…」
騎士18号が落ちこんだような声で言った。
「、、、」
「そうだったんだ」
「言ってくれて、ありがとう」
騎士1号が微笑んだ顔で言った。
「で、毎日いじめられてるの?」
「はい、、、」
「あー…」
「そんなの、気にしなくて良いんだよ。」
「私だって、中学の頃、いじめられてたもん」
まさかの騎士1号もいじめられていた経験があるらしい。それを聞いて、騎士18号は『仲間が居て、良かった…』と思っていた。
「そうなんですか?」
「うん、私は不登校になったけどね」
「、、、」
「やっぱり…いじめって…良くないですよね…」
「そうだね〜あれは酷いもん」
「そうですよね…」
「まあ、元気出して、がんばろ!」
「あいつらの事なんて、気にせずに!」
「気軽に生きてこ!笑顔がいちばん!!」
「、、、」
「はい!」
騎士18号は、騎士1号の言葉で少し元気になった気がした。笑顔がやっぱり1番大事なのかもしれない。
そして戦闘当日___
「はぁ…緊張する…一体どんな感じなんだろう…」
騎士18号が少しビビりながら言った。
「うわぁ見た目エグ!!すげえなこれ」
「めっちゃ迫力あるぅぅぅぅ」
他の騎士達が面白がるように言う。一方、騎士18号だけは違った。
「ひい…怖い…無理だ…」
騎士18号は怖がっていた。今までに見たこと無いターゲットだったからなのか?
「こんなの…戦える気がしないよ…」
騎士18号の顔が青くなった。やっぱり不安なのだろう。
「18号、どうしたの?」
騎士1号が励ますように言った。
「やっぱり、怖いの?」
「、、、」
「はい、、、」
そう言った瞬間、騎士18号の手が震えだした。
「大丈夫だよ、18号のことは私が守るからさ」
騎士1号が、神様のような感じで、それを言った。
「でも、、、悪いですよ、、、そんなの、、、」
「私の身は、私が守るんで、、、良いですって、、、」
「、、、」
「そっか。頑張ろうね!」
「はい、、、!」
こうして、戦いの幕を開けたのだった。