『目的?んなのねーよ』
銀時は掠れた笑いをする。
『無いなら何でこんな所に監禁するんじゃ』
坂本はまた銀時を睨みつける。
『あ゛ー、あったあった目的。“お前を一生俺のもんにする”って所かな。』
銀時は坂本に顔を近づけながら言う。
『為る訳ないじゃr…』
坂本が言う最中に銀時が坂本の唇と自分の唇を重ね合わせた。坂本は後ろにある壁に踵を返す。銀時が舌を入れてくる。
『ん゛~///』
坂本は口から出る甘い声を必死に抑えようとする。
銀時は唇を離し、坂本の髪を掴み壁に坂本の頭をドカンとぶつける。
『カハッ……』
坂本はぶつけられた衝撃に頭から赤い液体がダラダラと出てくる。
『あ゛ぁ~血出しまったじゃねぇーかよ』
銀時は自分の服の裾で坂本の頭を拭く。
お前のせいだろと言う顔で坂本は銀時を睨みつける。
『声抑えんじゃねぇよ』
坂本の頭を拭きながら、坂本の耳元で呟く。
銀時は血を拭き終わり、さっきまで血を吹いていた上着を後ろへ投げた。銀時は自分の服をどんどん脱いでいく。パンツ一丁になった所で、坂本の赤くて手触りのいいコートに手をかける、そうすると坂本は身体をぴくっとさせる。
『採って喰う訳じゃねぇんだから。』
と銀時はまた、掠れた声で笑う。
『ほとんど同じもんじゃろ』
坂本はハッと笑う。銀時は坂本のコートを脱がす。そしてその次は帯を取り、灰色の着物を脱がす。
『御前ってよぉ結構筋肉すげぇよな。まぁ力は弱ェけどな。』
そして銀時はまた唇と唇を重ね合わせる。
『ん゛ぐ~///』
坂本はやはり口から出る甘い声を抑える。
銀時はそれに怒ったのか、唇を離し坂本の口に手を入れる。
坂本は自己誘発性嘔吐で嘔吐する。坂本の吐瀉物がびちゃびちゃと、不愉快な音を立てながら床に落ちる。はぁはぁと坂本は息を整え様とする。
『おんしはまっこと趣味が悪いぜよ』
息を切らせながら坂本は言う。
『生憎、ドSなもんでなァ』
と銀時は言うと、床の吐瀉物を坂本の顔に押し付ける。
自分で片せ、という事なのだろうか銀時は坂本の顔を吐瀉物に押し付ける事を辞めない。
坂本が床にあった吐瀉物を淚ぐみながら舐め始める。
『はっ、エロ。犬みてぇだな』
銀時は坂本の目尻に滲み出た涙を人差し指で取り、ペロッと舐める。銀時はしょっぺぇなと言う顔をした。
坂本はまだ喘ぎながら、床の吐瀉物を舐めて片付ける。
あれから何時間だったのだろうか、その後吐瀉物を片付け終わったら、そのまま寝てしまっていた。
窓もなく時間が分からない。銀時はどっかに行ったのだろうそこには薄暗く灰色のコンクリート1色の床や天井、壁がある。勿論扉はあるがそこまでは鎖で繋がれていて行けない。赤いコートには色々物が入っていたが、それも持ってかれってた。そんな事を考えていると涙が込み上げてきた。自分の啜り泣く声が部屋中に響き渡る。響き渡った声がこちらに帰ってきて羞恥心が込み上げてくる。そしたら、扉がガチャりと開いた。
銀時だ。
『泣いてんじゃん。』
銀時はそんな事を言いコツコツとブーツから奏でられる音を立てながら此方へ来た。
コメント
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あ"ぁ最高すぎる 嘔吐したところなんてニヤけちまったよ、←性癖 本当最高でした ありがとうございますッ
続き楽しみに待ってます!今回も神でした!