テラーノベル
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ガチャ
青「ただいま〜」
テッテッテッ
青「・・・ま、いないんだけどね。さーて、紙どこー?」
テッテッテッ
青「あ、あった」
『お母さんお仕事で忙しいから冷蔵庫にあるもの温めて食べてね』
青「・・・いつも変わらないんだから書かなくてもいいのに」
バタン
青「ベッドダーイブ」
ボフッ
青「気持ちー」
ゴロゴロ
青「・・・女子校行きたくねぇ・・・嫌だよ、だって苦手なものに囲まれるんでしょ?ハァ、考えただけでムリ・・・」
なんで僕が女子を苦手になったのか
それはね・・・?
〜小学生の頃〜
テッテッテッ
いつもと変わらない毎日
そう思っていた
バッシャーン!!
<アハハハッwww
青「ビクッ」
廊下にいても聞こえる水の音
そのすぐ後から聞こえた笑い声
明らかにいじめだった
青「・・・」
あの人はいじめられっ子だった
『蒼葉心白』
彼女は物静かで、とても優しかった
そんな彼女がどうしていじめられたのかは今でも分からない
彼女は、クリスマスの次の日、
首を吊って死んだ
青「・・・心白、お姉ちゃん・・・ポロ」
彼女は僕の双子の姉で、泣き虫な僕をいつも守ってくれた
いじめの事も、大丈夫?って聞いた
でも彼女は、大丈夫、大丈夫といつも繰り返した
本当は大丈夫じゃないはずなのに
僕がその言葉を鵜呑みにしたせいで、
彼女は死んでしまった。
彼女が死んでから両親は離婚して、苗字も母方の苗字に変わった
あのいじめっ子達は何も知らないフリをしていた
アイツらが殺したみたいなものなのに
青「・・・泣き虫な自分は殺して、強がりに、見せるようになっちゃたんだよな〜・・・」
青「ま、今のほうがいいような気もするけどw」
青「・・・女子は嫌い」
苦手、なんて嘘
だってお姉ちゃんを殺したアイツらが苦手、だけで済むはずないんだから
だいっきらい、だよ
第2話、僕が女子を「苦手」な理由
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