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──❤️目線────
PM 23:43
さすが眠らない街、東京と言われるだけあるだろうか。
この時間でもまだ人の行き交いが多い。
その合間を急ぎ足ですり抜けて、喧騒から遠ざかって、帰路を急ぐ。
ヤバい。本当にヤバい。
腕時計を一瞥して、家に着くまでの時間を逆算する。
ギリギリといったところだろうか。
このまま何も無ければ、もう少し足を早めれば、どうにか家に着くだろう。
すれ違う飲み屋街の酔っ払いを避け、キャッチにも見向きもせず、ただただ急く足を前に進める。
コートの裾先がパタパタと揺らいで、遠くでは電車の音が響く。
「キャッ…!」
「、っ、おっと…すみません、大丈夫ですか?」
避けたつもりが、少しだけ腕がぶつかって、俺よりはるかに華奢な女の人のヒールがよろけたのを横目で見た。
咄嗟に肩を掴んで引き止める。
転ばせてたら、それこそ問題だ。
「お怪我はありませんか?」
「ない、です…、……え!?舘さ…」
「しー。すみません、急いでるので失礼します」
少しばかり変装してても、やはり近くで見ればバレるものだろう。
そんなことより、今の一瞬がかなりのロスだ。
「あ〜絶対、翔太怒ってんだろうなぁ…」
家で待つ恋人の、不機嫌そうな顔が目に浮かぶ。
あと5分……3分……1分…。
チンッと鳴ったエレベーターが開く。
乱れた息を整えるため、一度深く吸って、吐いた。
ドアノブに手をかけ、少し引くと鍵はかかっていなかった。
そっと部屋を除くと、奥のリビングはほんのりと灯りが漏れている。
───起きてるか、寝たか、五分五分だな。
静かにドアを閉めて、鍵をかけた。
とりあえずコートをかけて、ゆっくりリビングへと進んでいく。
カチャッとリビングの扉を開ければ、大きめのL字のソファーに翔太の後ろ姿。
アウトだ。
「…おっせぇよ」
こちらに背を向けたまま、翔太が呟いた。
「ごめん、ほんと。中々抜けれなくて…」
「今、何時?」
「……12時…3分…」
「門限は?」
「12時です」
思わず敬語が出るほど、空気がピリついてる。
俺の幼馴染み、兼、Snow Manメンバーでもあり、恋人でもある翔太の事は、もう大体空気で分かる。
めちゃくちゃに怒ってらっしゃる。
たかが3分、されど3分だ。
もちろん時間管理をちゃんとせず、遅れた俺が悪いのは重々承知してる。
ただ、怒られることに特別怖いだの、不安を覚えるような気は全くない。
俺が怖いのは────
「お仕置き、だな。涼太」
やっとこっちを見た翔太の口が、ニヤッとあがる。
笑う時につり上がる眉、面白いことをする前のワクワクした瞳、小動物みたいな口元が愉しそうに歯を覗かせる。
小さい頃から悪戯を思いついた時のこの顔は、何ひとつ変わらない。
「……汗かいてるから、先にシャワーは…」
「ダメに決まってんだろ」
「えぇ、俺、多分匂うよ」
「いいんだよ。いつもヤる時だって汗かいてんじゃん」
それはそうだけど…それとこれとは違うというか。
ただ言い出したら聞かないのが翔太なわけで。
来いよ、とソファーから立ち上がった翔太に手を引かれて、寝室へと連れられる。
大体お仕置なんて、毎回結局ヤるだけなんだよなぁ…と思いつつも、ベッドに押し倒されたら少し期待してしまう自分もいる。
嫌いじゃない、というか、翔太だから受け入れている、というのに近いだろうか。
「翔太……なにそれ」
「んー?いいから、ほらバンザーイ」
「え、拘束すんの…?」
「動くなよ〜」
俺のクローゼットに置いていたスカーフを、どこからともなく出してきて、両手を合わせてギュッと縛られる。
「……翔太、SMだけは勘弁…」
「ちげーよ」
こうすんだよ!
と、子供っぽい顔を見せた翔太の両手が、俺の脇へと伸びる。
「アッハハハハ!!ちょ、しょっ、ハハッ、やめ、アハハハ!」
予想だにしなかった、まさかのこちょこちょ。
縛られた手では確かに抵抗は出来ない。
身を捩るも、俺の腹の上に跨っている翔太はビクともしない。
「むりむりむりっ、!ッ、ハッハハハハ!!」
「涼太はここも弱いよな〜」
そういって、脇から鎖骨へと伸ばされる。
翔太の人差し指が俺の顎までつぅ、と辿って、猫を可愛がるように顎下を擽られる。
「ヒッ、あ〜こしょばいッ、ハハハハッ」
「涼太はどこもかしこも敏感だからね〜」
「しょ、ッ、ぁははッ!まっ、ふふッ、ごめん、ッむりむりッ…!」
「耳も弱いし、腹も弱いし、ダメダメじゃん」
滑るように上半身をくまなく擽られて、笑いすぎて涙が零れた。
コレなら普通にヤラれる方がよっぽどマシなお仕置きだ。
「翔太ッ、ほん、ホントごめん、ッフフ、から、やめて…ッ!!」
「ん〜?でもお仕置きだしなぁ…」
まだ遊び足りないといった雰囲気で、翔太は指で自身のピアスをチャリチャリと弄って唇を尖らせている。
「…涼太はココも弱いもんねぇ?」
スルッと内腿に手が伸びて撫でられる。
ビクッ
「──っあ!?」
急な事に身体が跳ねた。
そんな俺を見て、翔太がにんまりと微笑む。
「なに?ヤラしい事考えてんの?」
「ちが…ッ、翔太が急に触るから…!」
「えー、俺、ただ擽ってるだけじゃん」
指先で膝からゆっくりあがってくる。
足の付け根あたりでピタッと止まると、また降りていく。
ギリギリラインを責めないところに、くすぐったさよりもどかしさで腰が揺らめく。
「───ッ、ふ、っ、ン、」
「涼太ぁ、腰、揺れてるよ?」
「翔太の触り方が…ッッン!!」
トンッと翔太の指が、ズボンの中で膨らんだそれを指した。
「期待してんの?」
「────────ッ!!!!」
少し高めの、だけど重低音のある翔太の声が耳元で囁かれる。
トンッ、トンッ、と一定のリズムで軽い刺激を与えられ、甘い痺れが全身を走る。
「────お仕置き、続行する?」
それはどちらの意味だろうか。
ただ、翔太の目を見れば、そんなものお見通しだ。
翔太もそれを分かっているから、あえて何も言わない。
言わないで、俺に答えを求めてくる。
「………する」
正解だったみたいだ。
翔太の口角があがって、満足そうな顔をする。唇が噛み付くように重なって、啄まれ、吸われ、舌で歯列を叩かれれば、俺はそれを招き入れる。
「ふ、っ、ゥん…ぁ、ふぅ、…ッ」
時折うっすらと瞼を開ければ、そんな俺をまじまじと見つめながら頭を撫でて、ぐいぐいとキスを迫ってくる翔太の顔。
翔太、キス、好きだもんな。
俺と違って薄めの唇、鳥みたいに啄んでくるキス、しつこいくらいに絡めてくる舌。
結ばれた両手首が擦れる。
解こうと思えば簡単に解けるだろう。
はなから強くは結ばれてないのは、翔太が俺を傷つける意図はないこと。
嫌がれば翔太も無理強いはしないこと。
俺だから、分かること。分かり合えること。
「し、翔太ッ…ぁ、ふッ…脱がして、キツ…ッ」
キスをとめることなく、翔太がズボンのホックを外す。
急くように自分でも足を使って下におろして、爪先でベッドの下へと蹴り落とした。
翔太も着ていたTシャツを脱いで、再び唇を合わせた。
汗で張り付くシャツの上から胸の飾りを摘まれて、弄られる。
痛いくらいに反り返った自身のモノから、早く触って欲しいといわんばかりに蜜が溢れる。
「翔太…ッ、翔太…ァあ”、ン”…ッ、した、下も…!!」
「お仕置き、でしょ?涼太」
「っ、イかせて…ッ、おねがっ、ん”ぁッ…! 」
「だぁめ、俺が先」
「ぃ、やだッ、翔太…あ”、ねが…ぃッ…!!」
イっちゃダメだよ、涼太。
悪魔のような囁きの後、まだ自身のモノにも、後ろにも触られてないのに、翔太のモノが無理やり捩じ込まれた。
「〜〜〜っ”あ”!!?」
イかないようにと咄嗟に強く握られたモノからは、ただ透明の液だけが溢れ落ちる。
身体だけが強く反応して、飲み込んだものを締め付けた。
ヒクヒクと、喉から声にならない空気が漏れる。
そんな事もお構い無しに、翔太の腰が揺れ始める。
苦痛と、快楽から身体が逃げようとして、足に力が入る。
「涼太」
「あ”、ッ、ぃまッ、動かな…でッ、」
「門限遅れてきたのは?」
「っ、おれ、俺ッが、わるい…ィあ”ぁ、ン”ッッ!!」
「分かってんじゃん。なら俺の気持ちは?」
「ヒッ、ぅ、っ、分かんなッあ”、イキたぃ、ッ翔太…ッ!!!」
「ダメって言ったろ。まだ、我慢」
「ゥ”…〜〜ッッあ”、!!…ッ、!!!!」
腰を打ち付けるスピードが速まって、翔太の息が鼻にかかって、額と額がくっつく。
ぐしゃぐしゃになった互いの前髪が汗で張り付いて、汗の中に翔太のシャンプーの匂いがした。
腹の中に吐き出された欲と、無我夢中で俺の口腔を貪ってくる唇。
翔太の荒い息遣いも、 先程とは違って夢中になれば目を閉じて眉間に皺寄せてキスしてくる姿も、切れ長の垂れた瞳についた睫毛から落ちる汗も、更に欲を駆り立てるには十分すぎるほどの材料だ。
こんな姿を見れる、俺の特権。
「───フッ、偉いじゃん」
「も、十分だろ…ッ、翔太とイキたい、っ」
「ん…俺もオカワリさせて」
「これ、外してっ、…」
「しょーがねぇなぁ」
スルッと解かれた手は、跡も何も残ってない。
自分で解かなかった理由も、きっと翔太はお見通しだろう。
自由になった両腕で翔太を抱き寄せて、くっつく。
小さい頃から変わらない抱き心地。
パズルのピースが揃うように、気持ちいい。
ゆっくりと揺さぶられて、馴染んだ中は改めて翔太を受け入れる。
「っ、はァッ、すげ…中うねってる」
ハハッと笑う翔太と顔が、恍惚としている。
気持ちいい?と聞かれて、思わず頷いた。
「んッ、気持ち、っ、ぃいッ…翔太、ッ…!! 」
「ん、俺も…」
「は、ッあ”、ぁあっ、ンぃ、ッッ、ぅ”あ…!」
「ふ…っ、涼太、イキたい時は…?」
律動がやまない中、翔太の髪を掴んで引き寄せて、翔太の下唇をガリッと噛んだ。
余裕なんて欠片も残ってなくて、懇願する力もなくて。
目の前の顔を引き寄せて、吸って、血のにじむ唇を舐める。
「フはっ、噛むのかよ」
正解の顔。
煽られた翔太からのキスが返される。
「ン、も…ッ、俺も限界、っハ…ッ、」
「ん”ぁ、あ”…!?ィく、いくっ、ぃ”ァあっ、!!!」
「ッッ…は、…んっ、…っ、」
「────ヒッ、ヒッ…ぁ、ァ”…ッ!!!!」
塞き止められてた精液が弧を描いて飛び散る。
ガクガクと震えながらも、絶頂は終わらず続く。
再び俺の中へと吐き出された翔太の欲が、栓を失った穴からどろりと出てきた。
「────ッ、は…っ」
目を開けると、暗闇の中、ぼんやりと天井が見えた。
アレから意識が飛んでいたようだ。
裸のままだが、シーツは変えられていて、身体もベタベタしていない。
「ぃ、ッ…!!」
身を起こそうとすると、腰に痛みが走る。
擦りながらゆっくりと起き上がって、隣を見る。
そこには何事も無かったかのようにすぅすぅと寝息をかきながら、爆睡している恋人の姿。
たかが3分で、好き勝手してくれちゃって。
嫉妬なのか、寂しいのか、ただ俺で遊びたいだけなのか。
きっと全て当てはまるのだろうけど、それは気付かないフリをしておこう。
俺は眠る翔太の顎下を、指先で擽った。
「ぅひゃ…」
起きはしないけど、ヘラっと笑った顔に、自分の口元が緩む。
「ココが弱いのは、翔太も同じでしょ」
END.
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リクエスト
「ゆり組💙❤️くすぐりお仕置き」
ありがとうございました!!
普段滅多にリバは書かないんですが…
なんでだろう、🔞になるとノリノリで書けるのは…
そしてなぜか毎回🔞に発展するのは何故でしょう…( ˇωˇ )煩悩ありまくりでスミマセン
いやーー楽しかった!
❤️×💙も💙×❤️も妄想が捗りますね!
ゆり組ジャスティーーース🤟🏻!!!!
フォロー、コメント、リクエスト
お待ちしております🥰
コメント
5件
ゆり組最高🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️💙❤️
リクエストなんですけど、私BLの受けと攻めが喧嘩して仲直りエッチみたいなのが大好きなんですけど、それをなべだてで書いてほしいです!お願いします!
嫉妬してお仕置きとかどタイプだし、小説かくのめちゃくちゃうまくてそんけい!なべだて大好きです!
𝕔𝕪_𝕣🎧_低浮上
928
#雪男BL
透子
528
˚₊𝒴𝓊𝒾₊˚
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