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番外編「休みの定義」
地獄・閻魔の執務室。
閻魔は書類を見ながら、ふと呟いた。
「……待てよ。」
鬼が首を傾げる。
「どうしました?」
閻魔は満足そうに笑う。
「古流斬に三日休みを約束したじゃろ?」
鬼は頷く。
「はい。」
閻魔は人差し指を立てる。
「じゃが。」
「休みとは、防衛軍の任務が休みという意味じゃ。」
鬼は嫌な予感しかしなかった。
「……まさか。」
閻魔はニコッと笑う。
「地獄の仕事は別じゃ。」
「つまり仕事は休みではない!」
鬼は頭を抱えた。
「その理屈は無茶苦茶です!」
その頃。
三日休みを楽しみにしていた古流斬は、呼び出しを受け執務室へ来ていた。
「閻魔さん!」
「やっと休み!」
閻魔は笑顔で設計図を広げる。
「任務じゃ。」
古流斬は笑顔のまま固まる。
「……。」
「何ですか、これ。」
「別荘二十軒。」
「飛行機二十機。」
「あと温泉も作ってくれ。」
数秒の沈黙。
古流斬はゆっくり顔を上げた。
「……。」
「ふざけんなよーーー!!」
「これのどこが休みなんだ!」
閻魔は胸を張る。
「防衛軍の仕事は休みじゃろ?」
「だから約束は守っとる。」
古流斬は机をバンッと叩く。
「詐欺だ!」
「完全に詐欺だ!」
横で聞いていた傲慢は腕を組みながら笑う。
「ははは。」
「閻魔。」
「お前、意外と性格が悪いな。」
閻魔は咳払いする。
「いやぁ、地獄も発展させたいからの。」
古流斬はその場に崩れ落ちた。
「俺は建築会社じゃねぇ……。」
鬼は古流斬の肩に手を置く。
「……頑張ってください。」
古流斬は涙目で叫ぶ。
「誰か!」
「俺の人権を探してくれぇぇぇ!!」
執務室には、傲慢の笑い声だけがいつまでも響いていた。
しらなみ
124
#鬱展開
Mist-404
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#衝撃のラスト
山根利広
506
コメント
1件
はる。だわ。この番外編、めっちゃ笑ったわww 「休み=防衛軍の任務はないけど地獄の仕事は別」って閻魔の屁理屈、完全に詐欺やん!古流斬の「ふざけんなよーーー!!」に全力で同意した。 傲慢の「性格悪い」もツボったし、鬼の「頑張ってください」が優しすぎて泣ける。 休みを満喫するはずがまさかの別荘20軒・飛行機20機・温泉作り…人権返してあげてw シリアス回の合間にこういう緩急ある話挟むの、めっちゃ好きだわ。