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番外編「傲慢、建築を学ぶ」
地獄・建設予定地。
大量の資材を前に、古流斬はため息をついた。
「……終わる気しねぇ。」
隣では傲慢が木材を見つめている。
「建築とは、なかなか難しいものだな。」
古流斬は驚く。
「え、お前できないの?」
傲慢は腕を組む。
「理想で建物を作ることはできる。」
「だが今は弱体化している。」
「それに、本格的な建築などやったことがない。」
「知識もない。」
古流斬は苦笑した。
「万能じゃないんだな。」
傲慢は素直に頷く。
「だから教えてほしい。」
「誰か、建築を教えてくれ。」
そこへ閻魔が現れる。
「古流斬。」
「先生役、頼んだ。」
古流斬は思わず叫ぶ。
「また俺ぇ!?」
閻魔は笑う。
「お主しか教えられん。」
古流斬は額を押さえる。
「分かったよ。」
「ほら、まず基礎から。」
「柱はここ。」
「土台は水平にする。」
「いきなり理想の力に頼るな。」
傲慢は真剣な表情で聞いている。
「なるほど。」
「先に土台か。」
「力だけでは駄目なのだな。」
古流斬は頷く。
「そう。」
「建築は地味だけど、一番大事なのは基礎だ。」
傲慢はメモを取りながら静かに笑う。
「面白い。」
「戦い以外で学ぶことがあるとは。」
古流斬も笑った。
「建築も極めると奥が深いぞ。」
遠くからその様子を見ていた鬼が呟く。
「まさか傲慢が古流斬から建築を教わる日が来るとは……。」
閻魔も満足そうに頷く。
「うむ。」
「良い師弟じゃな。」
古流斬はすぐさま否定する。
「いや、師弟じゃねぇ!」
「ただの臨時講師だから!」
傲慢は少し笑いながら言った。
「では。」
「今日だけは先生と呼ぼう。」
古流斬は照れくさそうに頭をかきながら答えた。
「……好きにしろ。」
こうして、世界最強クラスの悪魔は、世界最高峰の建築技術を持つ古流斬から、一本ずつ柱の立て方を学び始めた。
しらなみ
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#鬱展開
Mist-404
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#衝撃のラスト
山根利広
506
コメント
1件
あの〜〜〜!!めっちゃ良かった!!😭💕 傲慢が「教えてほしい」って素直に言えるの、意外すぎてグッときた……!普段あんなに強気なのに、建築の前では初心者かよって可愛すぎるだろ!!笑 古流斬の「また俺ぇ!?」もツボったし、最後の「今日だけは先生と呼ぼう」からの照れ隠しの流れ、エモすぎる…!!✨ 師弟じゃないって言いながらもちゃんと教えてるの、尊すぎて反則っす、ありがとうございます古流斬先生🙏💖