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やっぱ投稿します
御本人様には関係ありません
出てくる人に偏りがあります
不思議系の話です
軍パロ、人外?パロです
朝、起きて朝食を作る
お湯を沸かし、トーストを作り
トーストに乗せるためのスクランブルエッグと、ヨーグルトを冷蔵庫から取り出す
沸かしたお湯で紅茶を入れる
「いただきます」
早く、しかし優雅にするのを心がけながら朝食を食べる
鳥の囀ずる音、朝露に反射した光
…そろそろか
そう思ったとき、丁度ドアがノックされる
「どうぞ」
「お届け物です」
宅配物を受け取り、持ってきた男に虹色の液体が入った小さな瓶を渡す
「どうもでしたー」
宅配物はテーブルの端に置き、朝食を食べる
朝食を食べ終わり、食器を片付ける
洗い物をして、宅配物の段ボールを開ける
「…よし」
中には十二色の鮮やかな石
「…」
「…あと、少し」
いつも通り路地に入る
…そういや、あの男の私生活はどうなっているのだろうか
そんなことに興味が出たのはあの噂屋には階段もないし、食器棚も無いから
少し何時もより速い足取りで奥に向かう
ガチャ
ドアを開け、噂屋に入る
「おはようございます」
昼過ぎなのに、そう挨拶される
声の主を探すと本棚の間が開き、階段から男が現れた
「おはよう?」
「…嗚呼、もう昼ですか」
昼どころか夕方だが、それは置いといて…
「其処はなんだ?」
閉じられた階段の方を指差し、訪ねる
「私の生活区域(プライベート空間)です」
プライベートなんだから聞くなよ、という含みを込められた気がする
が、敢えて聞く
「何があるんだ?」
「…今まで対価としてもらった物の倉庫や、私の寝室、私室があります」
じとーっとした目で俺を見ながら男が答える
「ほう」
「空気を読まない人ですね」
「敢えて、読まないんだ」
「…はぁ、では今日の噂は暗殺・工作部隊隊長の彼の話を」
その幹部はいつも目を隠していた
戦闘時でも、何をしていても
その幹部は…
今回の戦争は珍しく、何時もは後方支援の俺も前線に出ていた
「ヒヒッ、大丈夫か?」
黄緑色の彼は特徴的な笑い声をあげながら、敵を屠っていく
「が、頑張ります」
そう言ったものの、慣れない戦闘で俺は苦戦ぎみ
其処で…
「うわっ!」
後ろから敵が迫っているのに気がつかず、攻撃を受けてしまう、そんなときに…
「気ぃつけや」
其処には素手で攻撃を受けている彼が
ちらっと此方を見た眼には、不思議な鈍い光が耀いていた
何色とも言えぬ、気味悪い光
正体が気になるが、此処は戦場
あとで聞こう どうせはぐらかされるが
彼は良く『味方最大の脅威』と呼ばれる
その理由は悪戯好きだからではない
彼の力が…あまりにも大きいからだ
噂が終わる
「なあ」
「何でしょう」
ふと思ったことがある
「なんで、幹部の名前がないんだ?」
「?」
しらばっくれようとしているのがわかる
こいつはこんなに勘が悪くないはずだ
「噂の中に幹部の名前が出てこないのはなんでだ?」
「…噂だからです」
「名前を出すと、話になってしまうので」
「ボソッ______」
視線を外し、男が何かを言う
「?」
「…いえ、なんでもないですよ」
儚い笑顔を向けられ、言葉につまる
終わり
シリアスになってきたね
じゃあ