作品名「朽ちることがない薔薇」
国はいつかは腐るけれどそんなことがない国を僕は見たんだ
ずっと会って来た
けれどある日閉国になってしまったんだ
「江戸さん?どうしたのですかそんなところで」
「あぁ、、思い出の整理をしていてね」
日本が覗き込む
「この人は誰ですか?」
「えーと、、誰だっけ?」
「忘れないであげてくださいよ」
「仕方ないんだ、僕は2000歳だからね」
「も〜、、あ、!時間だ、!」
「会社行って来ますね」
「わかったよ」
「今日誰か来ること言ってなかったような?」
「確か〜ここの家だよね!インターホン押して誰か出るかな?」
(ピンポーンッ)
「はい〜」
「日本の声じゃ、ない?」
(ガチャ)
「え?」
数秒間の沈黙
「えーと、、阿蘭陀?」
「うん、!江戸だよね、?」
「そうだよ」
「久しぶり、!」
「うん、」
「あの日以来だね!」
「ごめんね、あの日急にいなくなって」
「ううん、!」
「どうぞ。入って」
「はーい」
変わってしまったけれど綺麗な瞳
長いまつ毛
白い肌これはずっと変わらない
朽ちることのない薔薇
過去
僕は初めて見た時
「人形みたい。」
と言ったらその人はそう答えた
「そうかな?自分では見れないからわからないや」
「そうなの?ならこれあげる、!」
顔が見れるように鏡をあげたんだ
「わぁ。ありがとう」
すごく綺麗な笑顔ずっと見れたらいいな
視点変更
いつも変わらない日々そう思ってたんだけど
今日は人が来たみたい
阿蘭陀って名乗ってた
すごく美人さんだったんだ
今日もその人は来るみたい
「やほ〜江戸!」
「やぁ。阿蘭陀」
「ふふっ、!これあげる!」
「なにこれ?」
綺麗な宝石が挟まってる何かをくれた
「これはね!江戸の瞳を想像して選んだんだよ!」
「首にかけててよ!」
「分かった!ありがとう」
嬉しいな、ずっと大事にしよう
視点戻します
(数年後)
「え、?なんで、?江戸が、閉国にするって?」
「もう会えないの、?、、」
「気持ちを伝えればよかったな」
数年後
「っ!?江戸が開国したって!?」
「本当!?会いに行こう!」
別視点
昔の友達が会いに来たようだ
急に縁を切って怒ってるかな
どうしよう、戦争をふっかけて来たら
国民を傷つけて来たら
天皇様に怒られる、、責められる、
嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
視点を戻します
「やっほ!江戸」
「すまんが俺は《大日本帝国》だ」
「え、?江戸でしょ!?覚えてないの!?」
「阿蘭、、いや、、敵国は争わないと、」
「え!?なんで!?やめてよ、!剣を直して!?」
僕の首に剣を置く
「やめて!」
「ならばここを避れ」
「、、、江戸なんて大っ嫌い!」
「ごめんね、」
数年後
「え、?江戸がほぼ全世界から宣戦布告されてるって?」
「、、死ぬ可能性があるって?」
「嫌だ、!、ちゃんと、話さないと」
戦場
ついてみたのは
沢山返り血を浴びた
そして不気味に笑いながら
剣を振り続ける
日帝がいた
、、!
動くたびに昔あげたネックレスは光を反射し
その度に目を掠める
「そんなに、邪魔なら外したらいいのにっ。」
「でも、、戦ってるあなたもとても綺麗だな」
!?
そして見ていたら
日帝の上に影が、、、
「あれはなんだ」
、、!?!!!
「あれはっっ!?」
日帝の上に爆弾が!?
「日帝、!逃げろ、!!」
別視点
剣を振り続ける止めてはならない
倒れる仲間を見ても足を止めてはならない
国民を守らなければならない
剣をふり続けろ
あぁ、、眩しい、、
何も聞こえない
ただ、目に映るのは
日本兵と敵兵と阿蘭陀、?
死に様を見に来たのか笑
せめて満面の笑顔を見せてやらないとな
あれ、何か言ってる
日、、、帝、、、逃げ、、、ろ、?
どう言うことだ?
バッコォォォォンッッッッ
あぁ、あつい、あつい、
でも、満面の笑顔で、!
ニコッ「好きだよ」
視点戻します
日帝の上に爆弾が落ちた
その瞬間あたり一面が吹っ飛ぶ
「日帝!!」
っっ!?
「バカだなぁ、、、今、気持ちを伝えられても、、」
「困るよ、、、」
あたり一面焼け野原
僕は走り続ける
ただ一人の人を探しに
「見つけた、?」
そこにはものすごく焦げた
昔あげたネックレスが落ちていた
「っっ、?」
信じたくない
けどそれを見ると
信じないといけなくなってしまう
部下に日帝を探させた
けれど、見つからなかった
部下によると「四千度も超える温度でしたので、もしかしたら、、、」
「、、っっ。!?」
あぁ、伝えればよかったな
「本当は大好きだよって
愛してるよって」
「また会いたいよって、」
泣っ、!
「また会いたい、よ」、
「神様お願いもう一度チャンスをください」
今に至る
「っっ、!」
どうやら過去を思い出して目から涙が出て来てしまった
「大丈夫阿蘭陀?」
「うっん、泣」
「ごめんね、」
「謝らないでよ、!」
「、、、」
あたりを見ると
畳の匂いが香る
この匂いを香ると江戸の家なんだなって実感してしまう
畳を基調とした和室、
よく見ると
思い出の整理をしていたようだ机に写真がたくさん転がっている
「っっ、!」
よく見ると全部僕があげた物だと気づいた
昔あげた鏡
慣れない日本語で書いた手紙
他にもたくさん
僕があげたものは全て保管されていたようだ
「もうこれとか、ボロボロじゃん、捨てればいいのにっ」
「捨てれるわけないんだよ」
「大事な人から貰ったんだからねニコッ」
笑っているようだ、、昔とは変わって
面をつけているようだが
それでもわかる長いまつ毛に白い肌
ルビーを想像するような赤い瞳
何にもかざされることない瞳
これは絶対に変わることのない
朽ちることない薔薇
この先の展開を考えて欲しいです!!
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