コメント
3件
想像しただけで鼻血出そうになったわ☆
眉済「…そうか。ゆっくり休めよ」
電話を切るなり、眉済の兄貴は不信そうに顔をしかめた。
龍本「どうかしました?」
眉済「あぁ、伊武がな…体調不良で休むそうだ」
龍本「!…そうですか」
兄貴に合わせるように、俺も苦い顔をする。いくらうちが武闘派とはいえ、あいつがいないのはかなり痛い。
眉済「だが、何かおかしい」
龍本「え?」
兄貴の言葉に、俺は首をかしげた。
眉済「あいつにしては電話を切るのが早かったし、いつもより早口だった。…正直なところ、あいつは体調不良以外の理由で休んでるんだと思う」
疑うことを知らない、確信している目だった。
やはり、長年もの間俺達と共に過ごしている兄貴だ。洞察力が並大抵ではない。
龍本「…じゃあ、それが合ってたとして、何で今日あいつは休んでるんですか?」
眉済「あいつのことだからな、きっと何か事情があるんだろう」
兄貴は考え込むようにうつむいていたが、しばらくして何か思い付いたようにふと頭を上げた。
眉済「龍本…お前、伊武の様子見に行ってやってくれねぇか」
龍本「はっ?!」
眉済「嫌なのか?」
俺は一瞬、ぎょっとした。
眉済「あいつが理由なく休むとは考えにくいからな、真相が知りてぇんだ」
龍本「は、はあ…」
でも、それは俺も知りたいことだ。俺はこの提案を飲むことにした。
龍本「はー、マジでビビったわ」
眉済の兄貴のあの提案には、ほんとに肝が冷えた。
龍本(俺と伊武が恋仲にあるって、バレたのかと思ったよ…)
伊武の様子見には恋人であるこいつが適任だろう、なんて考えられてたら、たまったもんじゃねぇからな。ひとまずバレたわけじゃなさそうで良かった。
俺はそれからしばらく歩いて、伊武の家に着くと、インターホンを鳴らした。すると―
伊武「…はい」
龍本「…ん?お前…?」
龍本「えー、まず…お前、伊武…だよな?」
伊武「は、はい…」
俺は自分の目の前にいる(おそらく伊武である)不審な男を訝しげに眺めた。
龍本「何で、屋内で帽子被ってんだよ?しかもそれ、明らかサイズ大きすぎだし」
伊武「…これは…」
こんな風に質問しても、言葉を濁してばかりだ。
龍本「眉済の兄貴も、心配してたぞ?いつもと様子が違ぇって」
伊武「!…」
龍本「無理強いはしねぇが、教えてくれてもいいんじゃねぇのか?」
俺がそう言うと、伊武は悩むように帽子のつばを下に引いた。そのまま考え込み、しばらくしたとき。
伊武「…龍本の兄貴になら、ちゃんと話します」
龍本「!…おう」
伊武「ただ…誰にも言わないで下さいね」
そう言って、伊武は被っていた帽子をとった。その頭を見たとき、俺は我が目を疑った。
龍本「…は…?」
頭に付いている、黒く、モフモフとした三角の物体。よく見ると後ろにも尻尾のようなものが付いている。
その様相はまごうことなき『猫』だった。
龍本「え、な…え?何、何だ、それ???」
伊武「びっくりしますよね、そりゃあ…」
恥ずかしそうに帽子で顔を隠す伊武。感情に合わせて耳がピコン、と動いている。
伊武「原因は俺にも分かりません。それに…こんなの、見られたら恥ずかしいじゃないですか」
龍本「…それで…休んでたのか」
伊武「はい」
聞きたいことや突っ込みたいところは山ほどあるが、原因すら分からない以上、そんなことを聞くのは野暮かもしれない。
龍本「…」
それでも最低限、これだけは知っておきたい。俺は伊武に近付くと、その耳にそっと触れてみた。
伊武「あ…っ」
しばらく触り続けた。
龍本「作り物…じゃなさそうだな。触られたって感覚もあるみてぇだし」
伊武「っ…だから、言ってるじゃないですか…!」
それまで下を向いていた伊武が顔を上げる。頬を染め、目まで潤んでいた。
龍本「!…」
その表情に、どうしようもなく誘われる。
龍本「っ…それは反則だわ」
伊武「はっ…?」
龍本「わり…ちょっと体貸せ」
伊武「!っ…やめ…!」
もう我慢が効かなくなった俺は伊武を押し倒して、その耳に更に激しく触れた。
伊武「はぁっ…んん…!!」
龍本「これだけで感じんのか?(やばい、これ以上は…抑えられねぇとっ…!)」
伊武「嫌っ…嫌です…!やめて下さいっ…!!!兄貴…!!」
龍本(く、くそがっ…かわいい…!)
伊武が必死に拒否を口にしている。耳を触られる快楽から逃れたいからだろうが、それは余計に俺を悦ばせるだけだった。
龍本「あー…、もう…無理だわ…」
伊武「えっ…」
俺は伊武の下着を脱がすと、一気に奥に挿れた。
ENDです。いいね500来たら続き書きます。