なんで、ここに…
「せ、んせ…」
「銀さん、ごめん」
「俺、怖かった…せんせに嫌われたかと思った…その時、ものすごく寂しかった、!」
「…うん」
俺は思っていた事全部を本音に出した。 すまない先生はそれを聞き逃しのないように聞いていた
「うん」
「それに…誘拐された奴に何か、されそうになるし…ヒッグ」
「…銀さん、少しだけ寝ててくれ。」
「んぇ…? ぁ…」
そしてまた目が覚めた。
( 何か…聞こえる…? )
「はぁ~ッ、結構手間が掛かるね。」
その声は聞き覚えのある感じだったが、何かが違う様だった
「…あはっ、この僕に勝とうとでも?」
(この僕…?まさか…)
「せん、せ…ッ?」
「…ミスター銀さん、もう起きちゃった?」
「何、して…」
「ふふっ、大丈夫だよ。」
…すまない先生は凄いよな。 過去にいくら大事なものを失くしても世界を救う。最後にはみんなに笑顔を見せて元気にさせる。
こんな平凡な俺と付き合ってると聞いたら間違いなく世界中が敵になるだろう。
でも、あの人はそんな俺だけを守る為に__
「…すまない先生、」
「なぁに?」
「せんせ…無理、しないで……」
「…銀さん?…」
そのまま俺は意識を手放してしまった。 でも、最後に先生が何か言ってた様な…?
「…銀さん、たとえみんなが 敵になろうとも、僕は君を愛するよ。」
目覚めるとそこは見覚えのあるすまない先生の部屋だった
「…ん、」
「起きた? 銀さん」
「せんせ…?」
「うん。 僕だよ」
「せんせ、無理してない…?」
「…うん」
なんだ、無理してないのか…良かった…
( そういえば、俺歩けるかな… )
誘拐された時にちょっとだけ騒いだら足を少し痛めつけられたからな。 すまない先生には言わないけども。
なんか言うと面倒事になりそうだな…いや、まさかもうバレてるとか…?
「所でさ、」
「なん、ですか?」
「その足の痣はどうかしたのかい?」
…あ、もうバレてるわ
「えっと、転んだだけで…」
「…まだ庇うの?」
「…痛めつけられました…」
「…おいで。」
「…ん///」
「あれ、これはどうしたの?」
すまない先生がそこに触った瞬間
「い゙っ…ッ」
「!? す、すまない!」
「ハッ、…ハッ、…」
「銀さん、落ち着いて。」
「せんせ、苦しぃッ…!」
「銀さん!!!」
「ゲホッゴホッ…」
「ミスター銀さん、すまない。」
もし僕が記憶を忘れても、君を愛してる。
コメント
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やっぱり神の方ですよね。
凄い上手です!