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佳奈さんは志保さんを避ける様になった。

それにより志保さんも佳奈さんを不審に思う様になり佳奈さんの悪口を周りに言うようになった。その事で佳奈さんも志保さんの陰口を言うようになり終わらない悪口連鎖が起きている。

ここでこの2人の関係は修復する事は難しいだろう。俺は次の行動に移ろうとした。

その時後ろから

「梶原君ちょっといいかな?」と不安そうな声で麻衣子さんが俺を呼んだ。

「どうしたの?」と俺が尋ねると

「最近皆が険悪なムードやけど梶原君が何かしてるの?」

「あの時も言ったけど麻衣子ちゃんは口を挟まない方がいい」

「でも私のせいで皆が苦しむのは嫌だよ」

「麻衣子ちゃんのせいじゃないよ。あれは本人達が望んでやってる事。さぁもう仕事に戻ろう」と俺は足早にその場を離れた。

やはり自分でも分からない何故こんなにも麻衣子さんを傷つけたくないのかそして心を汚したくないのか。俺はその気持ちを押し込んだ。

次は中尾だ。あいつを陥れる。

でも実際あいつを陥れるのはすごく簡単だ。

中尾は、金がなく色んな人に金を借りている。

聞いた話によるとお母さんが入院してるからお金を貸して欲しいと言ってるそうだ。

あいつの親が入院してない事は知っている。何故なら中尾の家に遊びに行った時に何気なく裏庭を見たらあいつの母親がいたからだ。

俺はスマホの録画のスイッチを入れ、中尾にバレないよう話を切り出した。

「お疲れ」

「お疲れ梶原君」

「ちか最近中尾君大丈夫?」

「えっ?何が?」

「会社の人何人かにお金借りとるらしいやん」

「何で皆チクるんだよ。別に少し借りたぐらいでぎょうらしい」

と少しキレ気味で中尾は答える。

「嫌それ借りた側が言うことやないやろ」

と俺は笑いながら言った。

「でもお母さん入院ってこの前中尾君の家行った時元気そうやったのに大丈夫なん?」

「梶原君やき言うけど嘘だよ。本当はパチンコで負けて金が無くなったから」

俺は心の底から中尾がクソだと認知した。

「でも気をつけなよ。そんな嘘いつかバレるからバレる前に金返さなね」と言い残し俺はその場を離れた。

そして仕事場に戻ろうとした時あまり使ってない資料室から“ドン”と物音がした。

俺はその資料室を開けると志保さんと麻衣子さんの姿があった。

すると麻衣子さんが逃げ出すように出て行った。  俺は見逃さなかった。

麻衣子さんの目に涙が出ていた事を。

「どうしたの?梶原君」

「何してたんですか?2人で」

「私本当麻衣子ちゃん嫌いなのよね」

「あまり虐めない方がいんじゃないですか?」

「いいの。どうせあの子の味方をする変わり者なんていないから」

「分かりませんよ。そのうち寝首をかかれるかもですね」

「大丈夫、あの人が何言っても私の方が信頼されてるし口が上手いからね」と上機嫌で志保さんは出て行った。

俺は 非常口の階段の方は走って向かった。

そこに麻衣子さんがいると思ったからだ。

すると案の定膝を抱えうずくまって泣いてる麻衣子さんの姿が見えた。

「麻衣子ちゃん!」

「梶原君ごめんね。もういいよ私が辞めれば済むから。そしたら皆はいつも通りできるんでしょ」

「そんなわけないだろ。麻衣子ちゃんが辞めればまたあいつは調子にのるだけだ。とりあえず今日は俺と一緒に仕事しよう。無理そうなら全部俺が代わりにやるから」

と微笑みながら俺は手を差し伸べた。

その手をとり麻衣子さんは

「大丈夫。仕事はちゃんとやるからでも今日は一緒にいてくれたら助かる」と涙を拭った。

やはりなんだろうこの気持ちは麻衣子さんを見ているだけで胸が高鳴る。

俺は早くなる鼓動を深呼吸し落ち着かせ仕事に戻った。

カタクリは咲く場所が分からない

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