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#デスゲーム
Mr.J
154
しょうまる
観測者l!!@人狼ゲーム中
98
黒い布をかけられた信成子の亡骸。部屋の空気は重く、無言の沈黙が漂っていた。時雄はその場にうずくまり、息を荒くしながら頭を抱えて震えている。 深い苦しみが彼を支配していた。その横で源喜は怒りをあらわにし、時雄に向かって叫んだ。
「時雄……お前、アホか! あの写真や動画、美鶴の言うことを簡単に信じるなんて……!」
源喜の声は震えていたが、時雄はその言葉に返事をしない。
顔を歪め、ただただ苦しみに耐えているだけだった。その様子を見たハルキが口を開いた。
「……ピースしてる顔、ひきつってたよ。信成子ちゃん。あれ、酷いことされた人が……無理やり同意したって意味で、両手でピースしてるようなやり口だ……」
その言葉を聞いた葉月は、顔を歪め、言葉を飲み込んだ。部屋は一層静寂に包まれた。
時雄はハルキの言葉を耳にすると、目の前が真っ白になったように顔を上げた。彼の心は裂けるような痛みで満たされ、絶叫が口をついて出た。
「信成子ぉおおおおおお!!!」
そう叫ぶと、震える手で床に落ちたカッターを拾い、自分の首に当てた。
刃先が肌に触れ、赤い筋がじわりと浮き上がる。その瞬間、源喜が駆け寄り、必死に声を張り上げた。
「やめろ、時雄!」
だが時雄はその声を無視し、さらなる苦しみを感じながら、刃をさらに強く肌に押し当てようとする。
「信成子ぉおおお……俺は……俺は……何もかも信じられない……」
その刃が皮膚に触れ、血がじわりと滲み出す。源喜はさらに時雄の手を抑えようと必死に努力する。
「待て! お前は死ぬ必要なんてない!!」
源喜はそのまま時雄の手を握り込んだ。カッターの刃が血を流すが、源喜は力いっぱい押さえ込み続けた。
「やめろ……! こんなことで、お前が死んだら信成子がもっと浮かばれないだろ!」
しかし時雄は取り乱し、源喜の頬にカッターを振り下ろした。刃が浅く切れ、源喜の頬から血が流れた。源喜は痛みに歯を食いしばりながらも、必死に時雄を抑え込む。
「くそっ……落ち着け、時雄!」
その様子を、美鶴は冷笑を浮かべながら見ていた。
彼はスマホを操作し、新たな動画を再生する。その音が教室中に響き渡り、信成子の泣き叫ぶ声が部屋にこだました。
「くそおおおおお!!」
時雄はその声を耳にし、さらに発狂する。源喜は出血しながらも、時雄を必死で抑え込んでいた。
コメント
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第33話、読み終えました。時雄の心の崩壊が生々しくて、画面越しにこっちまで息が詰まりました。源喜が必死に止めているのに、時雄がもう誰も信じられない絶望の底にいるのが切ない……。ハルキの「無理やりピース」の指摘も、後から効いてくる伏線のようで気になります。美鶴の冷笑と動画の演出が、この重い空気をさらに悪意で塗り固めている感じがして、続きが本当に気になります。