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「「好き」と『好き』」
侑のまなざしも、声も、とても穏やかで優しい。
（侑（ゆう）……）
侑との関係が幼馴染み以外のものに変わるなんて、一度も考えたことがなかった。
だけど 佐伯（さえき）と出会って、私たちの間にも少しずつ変化があって……。
侑とこれまでどおりじゃいられなくなるかもしれないと思うと、怖かった。
でももう、これ以上は無理なんだ。
侑とは……今までのままじゃいられないんだ。
涙が出そうになるのを 堪（こら）えて、まっすぐ侑を見返した。
小さい頃からいつも一緒で、一番近くにいてくれた人。
侑のことならなんでも知ってるって言えるし、侑だってきっとそう。
どんなことがあっても侑だけは味方でいてくれたし、私だって侑の味方だった。
その侑が私の彼氏として……恋人として傍にいたいと言ってくれている。
侑が大好きだから、侑の気持ちは嬉しい。
でも素直には喜＊＊＊＊＊＊＊
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