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それは、どんなに酷な事か…、
あれは、…自分がまだ何もかもに興味が無くどうでもいいと言っていた時の話だ
丁度軍学校に連れて行かれて半強制的に軍学校に入った…ただそれだけ、
それも、軍学校はひとつ上の歳の人に色んなことを教えられるらしく担当の先輩が出来た
別にどうって事ない、めんどくさい生活だ
その先輩は他の人とは言って変わって違かった
本気で軍をやっている人と出会った
人よりも、情よりもその人は効率さを取った
初めて自分の心が動かされた
その人は、何よりも色んな事を効率という物のあり方さを全てを伝えてくれた
その人のお陰で俺は軍人に真面目になろうとそう思えた
それからの毎日は凄かった
とにかく、強くなろうと訓練を続けた
バンッバンッバンッ
大きく鳴らしながら、的に命中させる
気づけば2年もの月日が経っていた
軍学校は3年間なので先輩は卒業となった
卒業式の日こちらに来てくれて一つだけ言ってその場を離れられた
【お前は出来るやつや、これからもやり続けろ】
スタスタと歩く姿は、凄く綺麗だった
それからは先輩を目指すように、努力を続けた
大体の事が出来るようになったくらいだろうか?
もう、卒業式だった
自分は推薦で軍に行き、そのまま幹部となった
幹部に紹介されるその時まで幹部の事や、総統のことは分からない
扉の外で待っててそう言われ、扉の前で待つ
少し聞こえたのは、新米兵や、歓迎しろ等の言葉
そして、入ってこいそう言われ中に入る
緊張しており、前は見れず戸惑っていると
「新米兵士くんや、宜しくせぇよお前ら」
『…新米兵士のショッピです、』
『…これから、宜しくお願いします』
そう、頭を下げると色々と質問をされる目を合わせるようにその人達を見ると
『ぇ、…?』
目があった、
綺麗な水色と
「…ショッピ?」
「ショッピぃぃ!!!!?」
そう声色も、瞳も、姿も、全部一緒なのに
「おま!進級出来たんやな!!」
尊敬した貴方ではなくて、…
『…ぇ?…誰です、?』
そう言ってしまった
「お!?忘れたんかぁ?」
言わないでくれ
「俺や!コネシマやで!!!」
聞きたくない、
そう言われた瞬間、俺の中の尊敬はボロポロと崩れ落ちた
おれは、効率さを優先した貴方を尊敬していた
何時までも冷静な…貴方を、…
『………知らないです』
『……人違いでは?』
だからそう言ってしまった、
「そか!!www」
昔の貴方はそんな人ではなかったはず、…どうして?
「んまぁ、そういう感じや、ショッピくんよろしゅうな」
そう赤いマフラーの人が言い、そのまま会議は終わる
『…はぁ、…』
煙草を吸いにベランダまで行く
そこは案外とでかい所で他の禁煙者も此処で吸うらしい
「お、…新兵くんや〜ん!」
そう、こちらに近づいて来たのは青色の髪の人
『ぁ、えっと』
確か鬱さん…?だったかな?
『鬱さんですよね?』
「そうそう、大先生とか呼びやすい呼び方で呼んでや」
「んで、新兵くん」
柔らかな空気から金箔した空気へと急に空気が変わる
『…はい?』
「君、シッマの事知っとったやろ、なんでああ言うふうに言ったんや?」
どうしてか、この人には話さなければと思ったから
『…、あぁ、その事ですか…』
『俺、あの人のこと、昔凄い尊敬してたんです』
『なのに、今は尊敬していたあの人とは違う人みたいな…、…』
『その絶望に耐えきれなくて…、…』
「あー、…昔の彼奴って効率を優先してた?」
『そうです』
「…彼奴を変えたんは僕や」
『ッ!?』
「…、あいつは今の方が幸せやと見ていて思うけどな」
「ショッピくんの言う通り、彼奴は昔とは別人のようになった、…やけどな、それが彼奴に1番にあっとる姿やと僕は思う」
『…そうですね』
たしかにあの人は今の方が幸せそうだった
「君が彼奴をまた尊敬できるまで僕は待つよ」
だけど、あの頃の尊敬していたあの人をまた見ることは出来ないんですね…、おれはそう思ってしまう…
「人それぞれ、価値観は違う…やからこそ、難しい問題や」
「ショッピ君は、それを頑張りぃやこれから、」
そう言って大先生は去っていった
余談、最近知った話なのだが、大先生はあぁ言う話を新米が来る度に話しているらしい