王都ゾディアック、その中で起きる様々な事件を捜査、解決し国家の安全と秩序を守る組織――中央魔道管理局。
5万人程が働くその巨大な建物の入り口には、龍の頭に乗る犬という特徴的な紋様があり、大きな1本の柱が屋上にあった。その柱には、頭に犬を乗せた龍が天に昇るようにとぐろを巻いている。
何処から見ても目に留まるそんな建物の1階にそれはあった。容疑者を一時的に拘束しておく中央魔道管理局留置場。鉄格子と分厚い扉で構成された幾つもの部屋が並ぶその場所を、1人の女性が歩いていた……。
グレーのパンツスーツを着た真面目な雰囲気の彼女は、留置場の中をトレーを持って進んでいく。雑居房や独居房の中にいる人間が、そんな女性を睨んだり暴言を浴びせるが、彼女は気にも留めていない。
トレーを持ちながらも姿勢良く、コツコツとヒールを鳴らしながら歩くその姿は美しく*********************
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