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4時過ぎに到着。
本来は有料の駐車場が、この朝市の時間帯は無料になっているらしい。
正式な時間は5時からの筈。
でも既に大勢の人で賑わっていた。
「色々あるが、まずはこっちだ。早く行かないと無くなるからさ」
裕夏さんに引き連れられ、売店やら人混みやらを抜ける。
ちょっと気になって未亜さんの方を見てみる。
若干ふてくされつつも、着いてきている様子だ。
途中の露店では、野菜とか豆腐とか干物とかを売っている。
スーパー辺りと比べて安くて美味しそう。
でも裕夏さんも先生も先を急いでいる。
どうも急ぐべき目的地があるようだ。
そして建物というか屋根付きのスペースに入り、更に奥へ行ったところで。
やっと裕夏さんが立ち止まった。
「ここなら小遣いでも色々買えるだろ。特にその1袋500円詰め放題はお勧めだ」
「あ、では私行きます」
先走りそうになる美洋さんを、いつも通り未亜さんが止める。
「ここは皆で2袋行くのですよ。それなら200円で大量に買えるのです。あまり1人で買っても調理に困るのです」
1袋と言わず2袋と言ったあたり、未亜さんなりに興奮しているのがわかる。
でもこっちとしても異論は無い。
「まずは大きいのから狙って、隙間に小さいのをつめるのですよ」
「私はあの鰹っぽいのがいいな」
「このサバの大きいのもいいですわ」
1年女子3人が本気になって選択中。
思わず先輩と顔を見合わせてしまった。
「これはあの3人に任せておいた方がいいな」
「そうですね」
ということで、僕と先輩は3人が袋詰めしている間に他の魚を観察。
でっかい魚が300円位で並んでいたりする。
シイラという奴は美味しいのかな。
裕夏さんがいつの間にか消えている。
他のものの買い出しに行った様子。
先生は先生で、こっちの監督もしつつ自分でもしっかり買っている。
大きくて安いの狙いなのは、見てわかる。
さて、詰め放題の方。
メインはサバとアジ。でもカワハギだの深海魚っぽいのだの、カサゴまで入れて。
重そうな袋を女子中学生3人が2つ作り上げた。
ちょっと袋の上に小アジ3匹溢れかけていたのは、おまけでOK。
お店のおじさんにお礼を言いつつ、大きい袋に氷と共に入れて貰う。