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魚以外にも、野菜だの加工品だの様々な店が出ている。
食べるお店もあったけれど、ちょい高いのでパス。
未亜さんが豆腐店でこそこそおあげを買っていたのは笑えた。
本当に好きなんだな、あれ。
未亜さんは見た目も狐っぽいし。
他にもトマトだの茄子だの本わさびだの、色々買いこんで、5時過ぎ、まだまだ人が増えつつある中を帰途につく。
車の中は荷物と女子中学生と魚の臭いで目一杯状態。
「何かもう、満足です」
なんて美洋さんが言って。
「調理して食べるまでが合宿なのですよ」
そう未亜さんに言われている。
でも確かに楽しかった。
というところで。
「この後はまた学校へ送っていけばいいのかい」
「ええ、学校施設のキッチンは一応使えますから」
そんな前2人の会話の後。
「どうせなら、うちのマンションでいいんじゃないか。中学生5人位なら問題無いだろ。キッチンも広いし」
「え、でもいいんですか裕夏」
「一応片付けてあるし、問題無いだろ。どうせ」
なんて会話が発展して。
「そんな訳で、もしよろしければ、うちで料理しますか。道具や調味料は、セミナーハウスよりは整っていると思いますよ」
なんて話が出てくる。
「いいんですか」
「ええ。広さもこの人数なら大丈夫ですし、帰りはちゃんと車で送りますから」
そうなれば文句は無い。
「お願いします」
「先生済みません」
という訳で、場所の変更があっさり決まってしまう。
30分ちょっと走って到着。
クーラーボックスと入りきらなかった戦利品を持って、駐車場からマンションへ。
大きくて明るいマンションだ。
「何かうちの先生って、皆さん持ち家派なんだな」
川俣先輩がそんな感想を漏らした。
「この辺は、下手に借りるより買った方が安いですからね」
なんて先生の説明に、なるほどと思いながらエレベーターで6階へ。