桜舞う季節になった
つい最近、この季節がやってきた気がしているのに。
宮舘「もう卒業かぁ」
岩本「だなぁ。早かったな。高校生活」
宮舘「そうだね。」
岩本「あ、涼太先生に質問がありまーす」
宮舘「はいはい。なんでしょう」
岩本「桜の花言葉はなんですかー。」
宮舘「お、いい質問ですね。」
宮舘「桜の花言葉は…」
岩本「…あ!!!!やばい!!!俺今日の鍵当番なんだった!!!!」
宮舘「え!?!?やばいじゃん!!!」
宮舘「急いで!!!」
岩本「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
____________________
岩本「あっぶねぇぇぇ」
岩本「ギリギリセーフ……」
宮舘「ほんとにギリギリだね…笑」
岩本「しかも卒業式の日になwwwww」
宮舘「それね笑」
宮舘「………今日はいいの?」
宮舘「深澤先生。」
岩本「…良くないけど、辰哉、朝予定あるから放課後会うことにした」
宮舘「そっか。」
岩本「そっちこそいいの?」
岩本「渡辺くん。」
宮舘「……俺も後で会う予定あるから。」
岩本「そっかぁ。」
____________________
屋上にて
宮舘「…ごめんね。待たせちゃった」
渡辺「いやいや!!俺も今来たばっかです!
宮舘「そう??」
宮舘「…こうやって会えるのも今日で最後だね。」
渡辺「そうですね…。」
渡辺「それで、渡したいものがあって…」
宮舘「ん??なに??」
渡辺「これ…」
宮舘「……お花??」
渡辺「…はい笑 この花の名前分かりますか?」
宮舘「これは…オドントグロッサムかな?」
渡辺「!さすが!!正解です!!」
宮舘「やった笑」
渡辺「……この1年間、沢山色んなことありましたけど」
渡辺「やっぱり宮舘せんp…涼太に会えてよかったです。!」
渡辺「…何かのご縁でまた会えることを願ってます」
宮舘「ふふ笑」
渡辺「な、なんで笑うんですか!」
宮舘「いや?笑 」
宮舘「翔太も大人になったね。」
渡辺「…笑 当たり前じゃないですか」
宮舘「うん笑 」
宮舘「…よし。じゃぁそろそろ行くね」
宮舘「それじゃ。」
宮舘「またね!!!」
渡辺「…はいっ!!」
宮舘「(ほんとに翔太らしいなぁ笑)」
オドントグロッサムの花言葉は
「特別な存在」
____________________
放課後
保健室
コンコンッ
深澤「入っていいよ〜。照でしょ〜?」
岩本「ふっ笑 正解。」
深澤「そりゃ当たるでしょ笑 」
深澤「この時間に来る人照しかいないもん」
岩本「それもそうか笑」
深澤「…卒業おめでとう」
岩本「どうもどうも。」
深澤「…で??今日は何しに来たの??」
岩本「いや、渡したいものあって…」
深澤「渡したいもの?」
岩本「うん。」
深澤「…お花??」
岩本「うん。花。」
深澤「これは…カランコエ…?」
岩本「そうそう。」
深澤「…ありがとう。大切にするね」
岩本「俺が、辰哉を守れるようになるまでこの花みて俺のこと思い出してね。」
岩本「…待っててね。絶対、また幸せにするから。」
深澤「…照。」
岩本「ん??」
深澤「大好きだよ〜!!!」
ギュッ
岩本「うおっ!?」
岩本「急に抱きつくなって!!」
深澤「んふ〜!最後くらいいいじゃん!!」
岩本「……そうだな笑」
カランコエの花言葉は…
「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」
「あなたを守る」
____________________
[END]
コメント
1件
あ、ちなみに、いわふかは続きを書こうと思っています。社会人になった時のです。