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花「じゃあ早速質問コーナーといこうじゃないか」
兎「はい先生!」
花「どうぞ兎川くん」
兎「どうしてこんなところに居るんですか?」
花「ここに居たら面白そうだと思ったからだ」
兎「他に何か知ってることはあるの?」
宇「そういえば彼を見た人は誰もいないんでしたっけ?」
白「そうそう。警察にも届けを出したみたいなんだけど結局見つからなかったみたい」
兎「へぇ。じゃああの子は何なんだろうね」
白「わからない。でも彼が現れた時、いつも事件が起こるんだよね」
兎「やっぱり怪しいじゃん」
宇「確かにそうかも知れませんけど、悪い人には見えませんでしたよ」
白「まあまあ落ち着いて。きっと大丈夫だって」
兎「そっかなぁ」
白「それよりほら見てみて。この子が着ている服とかすごく可愛くない?」
宇「確かに!めっちゃ似合ってますよね!」
兎「なんかこう、キラキラしてるというかオーラがあるというか……不思議なお兄さんだね」
宇「そうですか?確かにイケメンではありますけど、そこまで目立つようなタイプではないと思いますけど……」
白「あら、そうなの?じゃああの子の勘違いかしら……」
兎「そっか、私の見間違いだったかも!!」
花「……やれやれ、面倒なことになってしまったな」
白「あの子が貴方を怪しい人だと疑っているみたいなのですが、何か心当たりはありますか?」
花「知らないな。僕はただの一般人だ」
兎「やっぱりおかしいよ……こんな時間に誰もいないはずなのに……誰か居るんでしょ!!」
宇「こっち来ちゃダメです!!!危ないですから!」
白「とりあえず一旦逃げましょう」
兎「待ってよー。どうして逃げるのさー」
宇「兎川さん落ち着いてください。とにかく今は逃げた方が良さそうです」
白「大丈夫ですか?怪我はないですか?」
兎「ごめんなさい……。取り乱しました……」
宇「良かったです……。もう追いかけてきてはいなさそうです」宇「そういえば昨日、兎川さんの部屋の前を通りかかったら凄い音が聞こえてきました」
兎「あぁあれね。夜中に突然何かが倒れるような大きな音が出てびっくりしたのよね。多分ベッドから落ちたんじゃないかしら?」
白「その割にはずいぶんと慣れてる様子でしたけど」
花「まあまあ細かいことは良いじゃないか。それよりさっきの話の続きをしよう」
宇「あっはいそうでした。皆さんはどうしてここに?」
白「私たちは旅行に来ただけなんですよ。温泉旅館に泊まってゆっくりするつもりでした」
花「僕たちはその護衛のために来たわけだよ。なんでもこの辺りでは有名な心霊スポットがあるらしくてね」
白「それがここだった訳です。もう廃墟になって随分経つはずなのに人が出入りしている気配があって不思議だったので調べに来てみたんです」
兎「幽霊退治ってことでしょ!面白そーじゃん!」
白「一応そういう依頼もあったのです
がもう解決しました。なので心配しなくても大丈夫です」
兎「そういえば依頼ってなんですか?探偵とか?」
白「まぁ似たようなものですかね。私の友達の猫を探してほしいっていう内容の依頼だったのですがその子を見つけました」
兎「さすが白雪さん!なんでもできちゃうんですね!!」
白「はい、何でもできる女なんです」