なんてこったなんね。iоのドール生は長いから大変なんね。
iоは今のイタリア共和国、iоが生まれた時は中世のイタリア王国なんね。そこでイタ王様と共に生まれたんね。
その国の化身である、イタリア王国とイタ王様は区別する為にiоは約す方と約さない方にするようになったんね。
まぁ、中世と言っても、最後の方なんね。ん〜、そうね、教皇派と皇帝派ができた時位なんね。
イタリア王国のドールはiоの姉さんで王詞(きこと)姉さんっていつも呼んでたんね。
「王詞姉さん、ピッツァ一緒に食べるんね!」
家で元気よく王詞姉さんにピッツァを食べるお誘いをしたんね。
「分かった。今行く」
王詞姉さんはすんごく不器用なドールなんね。いつも軍人みたいにピシッと動くドールだったんね。でも、優しいのは誰だって分かるぐらい伝わってくるんね。
王詞姉さんは魔法の手を持ってるんね。王詞姉さんが彫刻をすると今にも動き出しそうなウサギだったり、鹿だったりがあっという間に石の中から出てくるんね。確か、能力の為に更に極めた、なんて言ってた気がするんね。
王詞姉さんの能力は、生み出した物に命を宿す事なんね。って言っても、数時間しか動いてはくれないらしいんね。
「ねぇ、王詞姉さん、この包帯外したら駄目なんね?」
iоが、自分の目元に有る特徴的なイタ王様とおんなじ模様の付いた包帯を指差しながらそう言うんね。
「自分の能力の事を考えろ。お前の泣き顔は見たくないんだ」
相変わらずの無表情で王詞姉さんはそう言い放ったんね。
iоの能力は二つあるんね。
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