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※今話は頭がイかれてるので閲覧注意です。
あの事件の後から数ヶ月経ち、アズールは僕に対して吹っ切れた。
期末テストが終わり、自分が経営するモストロラウンジの優秀な手伝いを探しているらしくて是非にとお願いをされてしまった。
お金もサバナクロー寮生が絡んでこないと入ってこないし、断る理由も特に無いから即OKした。
「良いよ」
「えっ!?本当に良いんですか」
「うん」
「あと、これからあの双子を含めて一緒に会議をする事が多くなりますが大丈夫ですか?」
「ジェイド・リーチくんとフロイド・リーチくんの事だよね」
「はい」
「全然平気だよ。彼らは他人より少しだけ自由な可愛い子たちじゃないか!」
「……そう言うのは貴方くらいですよ」
アズールに少し引き気味な顔をされた。
え?あの双子なにしても可愛いじゃないか?2mの幼女なだけで他に問題なんて無いだろう。
「そうかい?」
「えぇ。本当に貴方は不思議な方ですね」
そりゃあ異世界人だからね!…なんて事は言えないから微笑みで返した。
数日が経ち、今日は初めてアズール達と会議がある。
当然あの双子に絞められるのかなと不安が過ぎるが、まぁ大丈夫だろう。その時は諦めればいいしな。
そんな事を片隅に考えながら1人で移動教室に向かっていると目の前にサバナクロー寮生がゾロゾロと多数で来て囲まれてしまった。
「えっと、僕になんの用かな?」
「てめぇ!!俺らの事忘れた訳じゃねぇよなぁ!」
胸ぐらを掴まれた瞬間に僕はそいつの手首を掴んだ。
「ぐあっ!」
「人が居ない所に移動しようか」
そう話すと周りはビクリと一瞬怖気づいたが多勢だからと安心して植物園の温帯ゾーンに連れて行かれた。
おいおい、君らの寮長がよく居る場所じゃねぇか。
「で?僕に何か用があったんだよね?」
「そりゃあ見れば分かるだろ」
「…あぁ!負け犬達がまた負けに来たんだね!」
思い出した振りをして笑顔でそう返すとサバナクロー寮生達はブチ切れたのか一斉に襲いかかってきた。
それを軽々と全員を返り討ちにしてると地面に突っ伏してる弱者の表情が段々と恐怖に染った。
そろそろ牽制するかとため息を吐いて最初に僕の胸ぐらを掴んだ奴に跨って周りに見えるよう死なない程度の力で首を絞めた。
「ぐっ!ガっあぁ、ごっ、ゆっゆるし!」
「君達は弱肉強食の世界で生きているんだから、こうされるのを分かって僕に絡んできたんだろ?」
「ひっ、ぐぅぅ、ぐぁ」
周りもソイツも完璧に恐怖に染まりながらボロボロと涙を流して更には腰を抜かし怯え、首を絞められてる弱者は苦しそうにジタバタともがきながら呻いた声だけが植物園に響く。
「で?君達は僕に言うことはあるよね」
ギリギリと更に首を締めつけを強くすると悲痛な声が更に出たが、気にせずに平坦な声で告げると一斉に土下座をしてそれぞれ泣きわめきながら謝罪をした。
僕は彼らの謝罪に納得して首を締めていた手を離すと腹に重い一撃を入れて気絶させた。
周りはひぃと震えて僕を見上げる。
すると授業の始まりのチャイムが聞こえた。
コイツらのせいで遅れたし、これは迷惑料が必要だなぁ。
「ねぇ、君達はまだ僕に何かする事があるよね?」
「ひぃっ!おっお納め下さい!!」
一斉に財布を投げて気絶した弱者を引きずって逃げて行った。
僕は敢えて追わないで財布の中身だけを抜いて使えそうなものだけ自分の財布に入れた。
「こんだけ臨時収入が沢山あれば何か買えるなぁ」
ニコニコと笑いながら傍にあった木の下に座り、マドルを数えていると痺れを切らした猫に声をかけられた。
「おい、テメェさっきから俺の事気づいてるよな」
「あぁ、僕たちの事を観察してた3年生のレオナ・キングスカラー先輩じゃないですか」
「ちっ」
ドサッと上から降りてきた彼は僕の隣に座る。
内心、実物が生で見れたのが嬉しい。
だって僕の最推しキャラだったからだ。
「初めまして、レオナ・キングスカラー先輩」
続く…