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後日、引越し業者が来た際、

その人たちは家の壁から出てる白い手に驚いて

中に物を運んではくれなかった。

私が困っていると、

急に誰かに肩をトントンと叩かれ、

振り返ると、

そこには白い手が何かを描いた紙を見せてきた。

『どこにどれを置くか言って欲しい』

そう描いてあって、

『もしかして運んでくれるのかな?』と

思いながら置く場所を教えたら

本当に運んでくれた。


この家で過ごしてるうちに、

なんだかこの『家』が可愛いと思えてきた。

洗濯物を畳むのを手伝ってくれたり、

寝る時だって布団をかけてくれる。

『そんな些細なことで』って思うかもしれない

けど、私にとっては凄く嬉しいことだった。


私はゲームをするのが好きで、

いつも誰かとゲームをしたいと思っていた。

もしかして、

『家』とゲームができるんじゃないか。

そう思い、私は

「貴方ってゲーム出来る?」

と聞くと

『教えてくれればできる』

と描いたメモを渡された。

ちょうど私はゲーム機を2つ持っていたので、

ざっくりとした使い方を教えた。

しかし、問題が発生した。

それは『家』の白い手がとても大きいこと。

だから、

このままじゃゲーム機が壊れてしまいそうだ。

そんなことを思いながら困っていると

『このぐらい?』

と人間と同じサイズの手を見せてきた。

やっぱり、この『家』は不思議だ。

私の家は生きています。

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